俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

11月19日(土)

2011-11-19 13:31:47 | Weblog
★水鳥を見ていて一つが潜りけり  正子
情景がありありと浮かんできます。水鳥は群れを作って池沼や海辺に浮かんでいます。波に漂いながら、そのうちの一羽はひょっと潜った、その瞬間をとらえられました。そこはかとないユーモアも感じる御句です。(多田有花)

○今日の俳句
山茶花の長き季節の始まりぬ/多田有花
抒情が削ぎ落とされ、大変シンプルで一筋通った句である。山茶花は早いものは、十月ごろから咲く。本格的に咲き始めるのは、立冬を過ぎてからであろうが、冬の間中の「長き季節」を咲き続ける。今その咲き始めのとき、花あって身辺楽しい季節が過ごせるであろう。

◇生活する花たち「石蕗の花・山茶花・葛もみじ」(横浜日吉本町)

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1 コメント

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お礼とコメント (多田有花)
2011-11-21 16:59:49
正子先生、
「山茶花の長き季節の始まりぬ」を今日の俳句にお取り上げ
いただきありがとうございます。山茶花が咲き始め、冬だなあ
と感じました。

★水鳥を見ていて一つが潜りけり  正子
情景がありありと浮かんできます。水鳥は群れを作って池沼や
海辺に浮かんでいます。波に漂いながら、そのうちの一羽は
ひょっと潜った、その瞬間をとらえられました。そこはかとない
ユーモアも感じる御句です。
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