俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月27日(金)

2024-09-27 14:27:49 | 日記
小雨
秋霖に婚礼の鐘鳴りわたる    正子
配達の梨の新鮮仏前に      正子
秋雨に濡れればシャツに雨匂う  正子

●今日は夕方から雨がひどくなりそうなので、早めに本を返しに出かけた。図書館のすぐ近くにある結婚式場の鐘が鳴り始めた。12時の鐘かな、と思ったが、11時44分。たぶん、結婚を祝う鐘なのだろう。本当の教会の鐘ならもっと大きく傍にいればうるさいほどなのだが、それほどでもなかった。秋雨のなかに鐘の音を聞くのは初めてだった。

●図書返却。あたらしく『近代美術の巨匠たち』(高階秀爾著/岩波現代文庫)、『やっぱり京都人だけがしっている』(入江敦彦/洋泉社)を借りる。『マルテの手記』『ドイツの詩を読む』を延長で借りる。

ゴッホのことは比較的知っているが、セザンヌのことは、ほとんど知らない。『近代美術の巨匠たち』は画業に通じるたのしいエピソードがあって、面白く読めそう。電車でセザンヌのはじめを少し読む。

●『やっぱり京都人だけが知っている』は、「本屋」の章を読むと京都は本屋だらけの印象を受ける。名前が個性的な本屋がいろいろ。「甲鳥書林」についてもあったが、虚子や吉井勇などの歌集や句集で見たことがある。
そして、「京都人は黙して語らず、自らの意志で行動(出版)する。背馳的で諦念の底に住んでいる。」と評するのには頷いて、ひとり笑った。

●自民党の総裁選挙があって、石破さんが勝つ。まあ、良かったと思う。
コメント
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