晴れ。
茄子の光ビニール袋に透けている 正子
朝採りトマトにすぐ溶け塩の粒 正子
まだ青きトマトばかりを選りており 正子
●整形外科へ。混んでいると聞いて覚悟していったが、そんなことはなかった。
腰部と股関節のレントゲン。それに、骨密度と血液検査。これらの検査は初めて。予想していたことが、二つ、想定外が一つ起こっていた。検査結果を見て人生を振り返った。骨には人生が刻まれている。だからちょっと悲しくなった。水曜日からリハビリに通うことになった。
●「グレート・ギャッツビー」を読んだのは、「ノルウェーの森」の主人公のワタナベ君の絶賛書というわけで惹かれて読んだ。しかし、読み終わって、今、読んだ心底の理由は何かと振り返る。1920年代の話なのだ。無くなった母が2016年生まれだから、おおよそそんな時代の話なのだ。だのに、この話は、旧家に生まれた田舎者の私には今にしても思う、深いところがある。この「グレート」は私には偉大にも華麗にも思えない。