晴れ。
●昨夜澤田ふじ子の「世間の棺」を読んだ。明治天皇が愛知県の半田で、陸海軍の演習を実戦さながらに行うときの話。話の筋はともかく、気になる個所があった、その時の愛知県令は、長州藩の白根専一。白根専一の次男だったかに信之先生の伯母が嫁いでいたことを思い出したのだ。白根専一は愛媛県令でもあった。
それと平田靱負(ゆきえ)の名。木曽三川の分流工事をしたのは鹿児島藩の家老の平田靱負。花冠同人に平田弘さんがご自分の家系につながる人だと句集の跋んに書いておられた。
「世間の棺」の話はフィクションであるが、史実に重なるところがあろうと思われた
よもやと思うところで、かかわりのある人物の名前が出てきて、ちょとぞっとしたのだ。