★ゆうすげに月まだ淡くありにけり 正子
暮れかかった空に燈をともしたように咲くゆうすげをまだ淡い月の光が柔らかに包んでくれます。朝には短い花の命を閉じるゆうすげですが、刻々と月に照らされて咲くゆうすげの美しく可憐な花の命が思われます。(藤田洋子)
○今日の俳句
青田から青田をつなぐ水の音/藤田洋子
青田に流れ込む水は、水源から小川へ、そして、それぞれの田へ分けれた水。「つなぐ」が的確で、どの田も青々と育っている。(高橋正子)
●昨日は熊谷で41,1度となった。気象庁が災害級の暑さという。
3日ほどまえ、朝顔2匹虫がいた。朝顔に付く虫は初めて。そのままにしておいたら、今朝は10匹ほどになっていたので、慌てて取って遠くに放り投げた。ネットで調べたらホオズキカメムシのようだ。葉の裏を見る。
フランネルフラワーが元気よく咲く。この暑さに咲くのは、アフリカ原産?
相原左義長さんが7月19日に急性胆嚢炎で91歳で亡くなったと愛大医学部の四宮先生から信之先生宛の葉書が来た。宛名は、「北区吉本町」となっている。届いたのは、郵便番号のおかげ。本当は、「港北区日吉本町」。
半月が高きにあれば涼しき空 正子
全身の汗爽快にシャワー浴ぶ 正子
月ありてよく寝たらしき朝迎う 正子
朝顔の蔓巻き上るにごり空 正子
○蒲の花(蒲の穂)
[蒲の花(穂の下部は雌花、穂の上部は雄花)/日吉本町]
★蒲の穂は剪るべくなりぬ盆の前/水原秋桜子
★蒲の穂に緋の絨緞の見ゆる家/飯田蛇笏
★蒲の穂やはだしのままに子の育つ/池内たけし
★蒲の穂を捧げ自転車向うから/中 ひろし
★蒲の花遊ぶ子どもを透かしたり/高橋正子
ガマ(蒲、香蒲、学名:Typha latifolia L.)は、ガマ科ガマ属の多年草の抽水植物である。北半球の温暖な地域やオーストラリアと日本の北海道から九州の広範囲に分布する。池や沼などの水辺に生える。葉は高さ1-2 mで、水中の泥の中に地下茎をのばす。夏に茎を伸ばし、円柱形の穂をつける。穂の下部は赤褐色で太く、雌花の集まりでありソーセージに似た形状である。穂の上半分は細く、雄花が集まり、開花時には黄色い葯が一面に出る。風媒花である。雄花も雌花も花びらなどはなく、ごく単純な構造になっている。雌花は結実後は、綿クズのような冠毛を持つ微小な果実になる。この果実は風によって飛散し、水面に落ちると速やかに種子が実から放出されて水底に沈み、そこで発芽する。 また、強い衝撃によって、種が飛び散ることもある。花粉は生薬としては「蒲黄」(ほおう)と呼ばれる。雌花の熟したものは綿状(毛の密生した棒様のブラシ状)になり、これを穂綿と呼ぶ。日本神話の因幡の白兎の説話では、毛をむしり取られた兎に対して大国主は蒲黄を体につけるように助言している。しかし、唱歌の「大黒さま」の中ではそれが「がまのほわた」となっており、両者は混同されていたことがわかる(もっとも、摘みたての「がまのほ」に触ると大量の黄色い花粉がつく)。
◇生活する花たち「蛍袋・時計草・木槿(むくげ)」(横浜日吉本町)
暮れかかった空に燈をともしたように咲くゆうすげをまだ淡い月の光が柔らかに包んでくれます。朝には短い花の命を閉じるゆうすげですが、刻々と月に照らされて咲くゆうすげの美しく可憐な花の命が思われます。(藤田洋子)
○今日の俳句
青田から青田をつなぐ水の音/藤田洋子
青田に流れ込む水は、水源から小川へ、そして、それぞれの田へ分けれた水。「つなぐ」が的確で、どの田も青々と育っている。(高橋正子)
●昨日は熊谷で41,1度となった。気象庁が災害級の暑さという。
3日ほどまえ、朝顔2匹虫がいた。朝顔に付く虫は初めて。そのままにしておいたら、今朝は10匹ほどになっていたので、慌てて取って遠くに放り投げた。ネットで調べたらホオズキカメムシのようだ。葉の裏を見る。
フランネルフラワーが元気よく咲く。この暑さに咲くのは、アフリカ原産?
相原左義長さんが7月19日に急性胆嚢炎で91歳で亡くなったと愛大医学部の四宮先生から信之先生宛の葉書が来た。宛名は、「北区吉本町」となっている。届いたのは、郵便番号のおかげ。本当は、「港北区日吉本町」。
半月が高きにあれば涼しき空 正子
全身の汗爽快にシャワー浴ぶ 正子
月ありてよく寝たらしき朝迎う 正子
朝顔の蔓巻き上るにごり空 正子
○蒲の花(蒲の穂)
[蒲の花(穂の下部は雌花、穂の上部は雄花)/日吉本町]
★蒲の穂は剪るべくなりぬ盆の前/水原秋桜子
★蒲の穂に緋の絨緞の見ゆる家/飯田蛇笏
★蒲の穂やはだしのままに子の育つ/池内たけし
★蒲の穂を捧げ自転車向うから/中 ひろし
★蒲の花遊ぶ子どもを透かしたり/高橋正子
ガマ(蒲、香蒲、学名:Typha latifolia L.)は、ガマ科ガマ属の多年草の抽水植物である。北半球の温暖な地域やオーストラリアと日本の北海道から九州の広範囲に分布する。池や沼などの水辺に生える。葉は高さ1-2 mで、水中の泥の中に地下茎をのばす。夏に茎を伸ばし、円柱形の穂をつける。穂の下部は赤褐色で太く、雌花の集まりでありソーセージに似た形状である。穂の上半分は細く、雄花が集まり、開花時には黄色い葯が一面に出る。風媒花である。雄花も雌花も花びらなどはなく、ごく単純な構造になっている。雌花は結実後は、綿クズのような冠毛を持つ微小な果実になる。この果実は風によって飛散し、水面に落ちると速やかに種子が実から放出されて水底に沈み、そこで発芽する。 また、強い衝撃によって、種が飛び散ることもある。花粉は生薬としては「蒲黄」(ほおう)と呼ばれる。雌花の熟したものは綿状(毛の密生した棒様のブラシ状)になり、これを穂綿と呼ぶ。日本神話の因幡の白兎の説話では、毛をむしり取られた兎に対して大国主は蒲黄を体につけるように助言している。しかし、唱歌の「大黒さま」の中ではそれが「がまのほわた」となっており、両者は混同されていたことがわかる(もっとも、摘みたての「がまのほ」に触ると大量の黄色い花粉がつく)。
◇生活する花たち「蛍袋・時計草・木槿(むくげ)」(横浜日吉本町)