俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

7月21日(水)

2010-07-21 06:32:39 | Weblog
★緑蔭に水を噴かせて飲みにけり  正子
梅雨明けの、今日にふさわしい、涼しい句ですね。最初、飲むとき、上に水をあげて、のみます。公園では、子供たちが、先をあらそって、噴水の水を飲む光景を、目にします。(成川寿美代)

○今日の俳句
沖走る白きヨットは風のもの/成川寿美代
沖を滑るように走る白いヨットは、「風のもの」。「風のもの」で詩になった。風は読み手と一体となった風。(高橋正子)

○電子書籍を作る。
高橋正子第2句集『花冠』
http://kakan.info/books/kakan/
花冠合同句集『橘』
http://kakan.info/books/tatibana/
今年は、電子書籍元年と言われ、二月一日には、日本の書籍出版三十一社からなる「日本電子書籍出版社協会」が結成されました。五月二十八日には、アップル社の、電子書籍閲覧が可能なiPad(アイパッド)が日本でも発売されました。花冠発行所では、すでに刊行されている同人諸氏の句集がデジタル化され、パソコンでの無料閲覧が可能な電子書籍がつぎつぎと生まれています。紙の本とは、コンテンツ(内容)が同じでも、また別の新鮮な印象を与えてくれます。本句集『橘』は、これらの電子書籍の中の一冊です。花冠発行所は、前身の「水煙」の時代から、信之先生がネット事業にいち早く取り組んで、その歳月も十五年になろうとしています。その間に蓄積された、俳句や論文などコンテンツ(内容)は、膨大なものとなっております。ファイルが保存されていますので、書籍化が進めば、世界の人達にも読んでいただける可能性が大きくなります。費用などの制約で書籍化できなかったものが、書籍となって現れ、明るい将来が来る気がします。(高橋正子の句集『橘』後書きより)

○朝顔がはじめて一つ開く。錆がかった薄紫。日陰のせいかはかなげだが、それでも猛暑にめげず、涼しそうだ。

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◇生活する花たち「青葡萄」(横浜日吉本町)

コメント (2)
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