俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

7月13日(火)

2010-07-13 07:41:44 | Weblog
★射干を活ける鋏が濡れてあり  正子
松山でお住まいの折、生花のお心得のある正子先生は、四季を通して野の草花などを摘んではさりげなく活けられ、いつも心楽しませてくださいました。射干の朱色と側に置く鋏も際やかに、しっとりと濡れた鋏の質感も感じつつ、花を生ける前の心静かな時間が流れているようです。涼やかに活けられた射干も目に浮かびます。(藤田洋子)

○今日の俳句
山の雨上り茅の輪の列に入る/藤田洋子
山の雨が、一句の雰囲気を作り出し、夏越し祭の茅の輪の緑が生き生きしている。茅の輪をくぐる順番の列に入って、無事に夏を越せることを祈る。(高橋正子)

○西日本各地で大雨の被害。松山の子規漱石ゆかりの愚陀仏庵が裏山の土砂崩れで全壊とのこと。松山市内東石井あたりも浸水や道路が冠水したもよう。災害のほとんどない街だけに、今回はこれまで経験のないことらしい。

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◇生活する花たち「蓮の花」(横浜日吉・金蔵寺)

コメント (2)
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