俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

7月9日(金)

2010-07-09 17:10:46 | Weblog
 愛媛・久万中学校
★教室の窓に夏嶺の高々と  正子
前書きに久万中学校とあり、懐かしく、清々しい景が目にうかびました。開けはなった教室の窓には青々とした夏山の嶺が広がり、未来ある中学生の前途をおおしく見守っているかのようです。(小川和子)

○今日の俳句
花鋏鳴らし涼しき庭飽かず/小川和子
「庭飽かず」に、作者の楽しさが読み取れて、それが読者を楽しませてくれる。たくさん咲いた花の中にいて、花鋏を軽く鳴らしながら涼しい庭を巡っている。花に囲まれたうれしさが涼やかに詠まれた。(高橋正子)

◇生活する花たち「百合」(横浜日吉本町)
コメント (2)
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