俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

7月12日(月)

2010-07-12 07:40:46 | Weblog
★ひるがおのこの世に透ける日のひかり  正子
この句を読んだとき、この世とあの世の狭間に立たされたような感覚を覚えました。透明感のある美しい俳句で、ひるがおのうすピンク色のはかなげな花の様子を思い浮かべました。(井上治代)

○今日の俳句
水無月の水音立てて髪洗う/井上治代
「髪洗う」は、夏の季語であるが、現代の生活では「髪洗う」は夏の季語としては弱い。水無月は新暦の七月にあたるが、窓を開け放し、涼しげに水音を立てて髪を洗う。涼
しげで、さっぱりとした句だ。(高橋正子)

○写真の藤の花は、新芽から出て、ことし二度目に咲いた藤の花です。(7月12日撮影)

2010.07.11(日)
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◇生活する花たち「藤の花」(横浜日吉・金蔵寺)
コメント (2)
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