春ですね

「春ですね」　たまたまエレベーターで乗り合わせた、職場の女性
から声をかけられた。　そう、暖かかったにもかかわらず、私の
服装は真冬そのもの。　わずか0.8秒ほどの間をあけ、「そ、そう
ですねぇ～」と受け答える。５Ｆまでのわずかな時間なのに、つい
緊張して「最近　調子はどうなの？」なんてどうでも良いことを
訪ねてみたりする。　あ～、もう少し気の利いたこと言えないの
かよ～と自己嫌悪。　「最近ですかぁ～、う～ん　まあまあです
かね～」と彼女。　「そうですか、まあまあなら　まぁ～いいです
ね」　あ～、なんというマヌケな返答。　ますます落ち込む。
違うんだよなぁ～　他に言うことあったんだよなぁ～。
高層ビルであれば、もう少し時間に余裕あったのになぁ～。

春は遠いよ。

鞄の中身

何も手に持たず、手ぶらで出勤している人を見かける。
手ぶら出勤は、刑事と新聞記者くらいかと思ったが、
一般のサラリーマンにもそういう人は少なくない。
実は　私のあこがれのスタイル。　あこがれはするが
絶対に無理。　なんで手ぶらでＯＫなのだろうか。

鞄の中に何を入れているのか。セキュリティのために（何の？）
事細かに書くことは避けるが、結構いろんな物が入って
いる。　これらを持っていなくては不安でしかたがない。

ただ、必ず必要だと思えるものは・・・、弁当くらいなものか。
それも外食で済ませれば、確かに本当に必要な物は限られてくる。

でもやっぱり無理だな。　細々したものを全て身に
つけようと思うと、ポケットがいくつ必要かわからない。
スーツを着替える度に、中身を入れ替えるのかと思うと、
面倒くさいし、きっと忘れ物をする。　夏場など、上着
もないため、さらに困る。

あ～ムリムリ、やっぱり手ぶらは無理だと思う。