SaltyDog

               by kaji

ヨーロッパ旅行記(1)

2005-01-30 | ヨーロッパ旅行記
いまさらと思いつつ、いつの日かこの僕の軌跡をどこかに書き留めておきたい、残したいと常に思っていた。 一度にすべて書き下ろすには、とてつもない時間と労力を要するであろうから、連載という形で書いてみることにする。

思えばもう20年も前のことになってしまった。 どれだけ記憶をたどることができるのか不安もあるが・・・、いや、実はその不安は全くない。あのとき駆け抜けた僅か3ヶ月、もう20年も前の僅か3ヶ月。今でも鮮明に思い出すことができる。

 イギリスに行きたい。そんなことを思うようになったのはおそらく19歳の半ばくらいではなかっただろうか。その頃彼女に「俺は卒業したらしばらく英国に行く」とよく話をしていたように思う。でも彼女は言った、「たぶん、あなたは行けないわ」彼女はいったい何を根拠にそんなことを言ったのか理解できなかった。いや、本当はその言わんとすることは充分理解できていたんだろう。だから、逆に意地になった。「あなたは行けない」 と言った彼女の言葉は、僕の意思の弱さを指摘していた。僕自身それは感じていたが、ストレートにそのやわらかな部分を指摘されたことに僕は反発していたんだと思う。だから、僕はイギリスに行くんだってことを友人に言ってまわった。そうすることで、行かざるを得ない自分を作り自ら追い込んでいった。意思の弱さを隠すために。

 イギリスの田舎では、毎年夏にジャム工場の下請けの仕事がある。(おそらく今でもあるのではないか)各国からキャンパーを募り農場の草取りだとか、果実摘みだとかの仕事に従事する。 しかし、当時はその詳細情報が少なかった。イギリス大使館で、その情報が書かれたパンフレットをもらった。しかし読んでも(見ても)内容がさっぱり理解できない。英会話教室にも通っていたので、イギリス人の先生にそのパンフレットを見てもらい、日本人が参加できるキャンプを選んでもらった。 そのキャンプのオーガナイザーに書く手紙の文面もその英会話教室の先生に書いてもらった。 どれくらい待っただろうか。そのキャンプから返事が来た。エントリー№1をもらった。イギリス行きがだんだん現実味を帯びてきた。

ケーナ続報

2005-01-30 | フォルクローレ
1月19日、モンターニャ柳川さん製作のケーナを購入させていただきました。(5700円)無塗装の渋い良品です。気合いを入れて練習しなくっちゃ。 来年の今頃には、何か曲が吹けるようになっているといいな。 画像上のケーナ袋は、昨日 ネットでみつけた白山にあるコチャバンバさんにて入手。1500円位でした。 コチャバンバの店主さん(お名前伺うの忘れてしまいました)には、ふらっと訪れた客なのに、いろいろとケーナの吹き方まで教えていただき、コーヒーまでご馳走になってしまいました。ありがとうございました。

 さて、そのケーナ袋なんですけど、画像のものは1本入れ用としてほしかったのですが、5本くらい束ねて収納できるものを探していたのですが、既製品ではついに見つけることができませんでした。唯一、銀座ヤマハでリコーダー用の8本収納可能なものがありましたけど、デザインもNGだし、ごつごつしすぎだったのと、5000円近くしたので不採用としました。 案ずるより産むが易しで、自作しようと思ってます。 設計図まではできたのですが、なかなかそこから先に進めない。素材も、革で作るか布でつくるかも迷ってたんですが、日暮里の繊維街で、それらしい生地を見つけました。 革で作ることを勧めていただいた方もいるのですが、材料とか道具とか、いろいろ考えると結構高くついちゃって。革製はバージョン2にしましょう。 で、その布なんですが、1メートル480円で切られた状態で売ってました。日暮里のトマトという生地屋さん。ところが、ミシンもないし、とりあえず針と糸は買ってきたものの、どうやって縫えばよいかもわからずといった状態。 いつになったら完成することやら。