の坐すと地と魂の鎭まる地

社や陵、墓所についてや、について勝手氣ままに綴っていきます。

石上社

2010年09月20日 21時58分20秒 | 近畿(奈良)
■本殿■
(18th May 2008)
 


★石上社★ 奈良県天理市滝本町

・祭、創建由緒等不詳。

・石上宮の元宮という傳承もあるが根拠はなく不明。

・明治時代に廃絶した義淵を開祖とする桃尾山蓮華王院龍寺の舊境内に鎭座。

・空海もこの地に縁があるようで、金光明四天王教王護國寺秘密傳法院(東寺)境内にも石上社があり、この分靈とも考えられる。また、この石上社の鎭座位置より、石上宮元宮というよりは、龍寺鎭守社と考えるほうが自然である。

・龍寺跡を通り、大國見山山頂へ行くと小さな祠があり、その周辺には磐座群があり、古代の祭祀跡と見られ、この石上社の元宮の可能性もある。

・この地は、饒速日尊が降臨した「とび:桃尾を音讀」と考える向きもあり、その場合は石上宮との關係が考えられるが、石上宮の社殿は、天理教本部のほうを向いており、さらにその先には、櫛玉饒速日を祭とする矢田坐久志比古社の方を向いている。ちなみに、元元、天理教本部の脇に、布留御魂を祀る三島神社があり、實際、地下には巨大磐座があるといわれていることより、石上宮の元宮(奥宮)というものをこの石上社に求めることは、難しいと思われる。


■參道石段、鳥居■
(18th May 2008)



■本殿■
(18th May 2008)
 


((コメント))

2008年5月18日

 何度も來ているので、特に新しく感じるもの、新しい発見はない。山の口から中腹にかけての地に鎭座するので、山の土と水の息吹があり、濕った氣が好きである。


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