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回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

箱根仙石原から霧の道中

2014-11-03 20:09:58 | 日帰りドライブ

11月2日(日)

日帰りで箱根。

仙石原の広大なススキの原へ。

連休中日とあってさすがに人もススキに負けていません。

車ですぐ近くまで行けるので老若男女、おまけにワンちゃんまで・・ひしめきあう山道。@

「・・ススキのなかの子

いちにの3にん~♪」

なんて歌が一瞬浮かんできましたが、何十人、何百人が一本道を蟻の行列のように歩いているのを見てびっくり!

もちろん、わたしもそのうちのひとりなんですけどね(^^)

しかし、さすがにすごい景観。

ススキは山の裾野いっぱいにひしめきあうように生え、風にそよぐその姿はまるで着物の柄のよう。

見上げると山の向こうにはうっすらと霧。

ススキ野原の近くの箱根湿生花園にも入ってみました。

東京の小石川公園のように殆どすべての植物に名札が付いているのがうれしい。

イロハモミジはかなり色づいています。

ニシキギの小さい実も真っ赤っか。

池にはコウホネがまだ咲き残ってる!

うっすらピンクに紅葉しているメグスリの木。

枯れても美しいフォルム、アジサイの仲間かな?

可愛いマユミの実。

驚いたのが、裏側にある大湿地帯の草モミジ。

もう真っ赤に染まる時期は過ぎてしまいましたが、徐々に下がってきた霧のなか。ベールをかけたように幻想的な光景を醸し出していました。

本当は大好きな彫刻の森美術館へ行きたかったのですが、外は次第に濃い霧が立ち込めてくる・・。

ポーラ美術館に予定変更!

時刻はまだ2時頃。

夜のように鬱蒼とした木立、車線も見えないほどの濃い霧、なんとなく異空間にのなかを分け入っていくような感じ。

そういう山道を少しのぼると、ぼんやりとポーラ美術館はありました。

入ると明るさと清潔感に満ちたロビー。現実に戻れたようでホッ☆

現在はこういう特別展が展示されています。

ピカソ、シャガール、ダリ、ミロ、マティス・・・お馴染みの作品ですが、それぞれの曲線や色彩の豊かさに改めて感動。

 

岸田劉生の「麗子坐像」にも何か強い磁力に近づいたように惹きこまれました。

静かなカフェでコーヒーとスイーツ。

外はまだ薄いミルクのような霧・・極上の時間を過ごしました。