山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

早池峰山(早池峰の残雪多く花少々)道の巻

2019-05-23 20:24:50 | 旅行

道の巻

今回歩いたルートは小田越コースと呼ばれ、数あるコースのなかで比較的傾斜が緩く歩き易いと言われており、その概要は片道歩行距離2.7kmで標高差は682m、コースタイムが登り3時間、下り2時間であるが問題は、登山口に駐車場がないこと。

マイカー規制が行われる6月9日(日)から8月4日(日)までの土・日及び祝日にはシャトルバスを利用できるが、それ以外の日は駐車場のある河原の坊登山口から舗装道路を歩くことになり、その距離は約2kmで往復1時間ぐらいはかかる。

河原の坊登山口

標高差が180mなので道路勾配は9%(180/2000=0.09)とかなりの急勾配である。ちなみに鉄道の勾配は%ではなく‰で表すが90‰ととんでもない数字になる。

6時に自宅を出発し途中で朝ご飯を食べ、昼食を調達して河原の坊に到着後歩き始めたのが7時20分、30分ほどで小田越登山口に到着し、一休みしてから8時に登山開始とここまでは順調。

小田越登山口

一合目までは展望のない樹林帯で木道も整備され勾配も緩く歩き易い。

残雪もこれだけかと思いきや、樹林帯を抜けるところに思いがけない規模の残雪があり、ここで早くも下山する二人連れに出会い話を聞けば4時ごろに登って下りてきたと言うから早い。

たまたま昨年の同じ日に歩いておりここに雪は無かったし、花はもっと賑やかだったのに今年はミツバオウレンの小さなものが咲いていただけ。

樹林帯を抜けたところが一合目で、8時33分到着はコースタイムより早かったせいか疲れを感じ腰を下ろして大休止。

見上げれば岩だらけ、意を決して歩き始めたのが8時41分、咲き始めたミネザクラを見ながら進むと、期待していたヒメコザクラとミヤマキンバイがちらほら現れて歩く速度が遅くなる。

二合目には9時15分到着青空に向かって岩が登っているように見えるが、登るのは自分と言い聞かせて登ると9時25分には3合目、9時31分には4合目、9時41分には五合目と早く進んでいるようだが間隔が短いだけ、花が咲いていたのはここまで。

二合目から上

更に上

三合目

四合目

ロープの外は高山植物保護のため立ち入り禁止

五合目から上はこんな感じで9時53分にはもう六合目、八合目直下の鉄梯子に到着したのが10時15分。

五合目から上を見る。

六合目

今までは他の人の迷惑にならないよう速やかに通過していたが、今日は誰もいないのでじっくり眺めてみた。

見上げると二段に分かれているようだ。

二段目は複線

二段目の上から見下ろす

 梯子を昇り降りする時は横棒を掴む手元とたまに足先を見て、周囲は見ないので恐怖感はほとんどないのだが、その様子を見ている自分がいるとすれば心配でしょうがないと思う。

 梯子を登れば八合目で10時27分到着、ここから勾配は緩くなり剣ヶ峰への分岐でもある九合目通過は10時46分、山頂直下のここは雪解け後にお花畑になるが昨年より残雪かなりが多い

剣ヶ峰への分岐

山頂はもうすぐ 残雪が多い

 

 幸い勾配が緩いので楽しく雪の上を歩き、コースタイムより2分早く10時58分山頂到着。

 今日は荷物を軽くするため、ガスボンベなど湯沸しセットは持ってきておらず、おにぎりとペットボトルのお茶で昼食後、下山開始は11時44分、登るとき見逃した花がないかじっくり見まわしながらゆっくり歩く。

五合目到着は12時35分でコースタイムの50分と変わらないが、花が増えるここからぐっと遅くなり登山口は14時58分でコースタイムを1時間以上超過したのは、写真も沢山撮り休憩も沢山取ったからであり、そのためか河原の坊駐車場までの車道歩きは快適で15時39分に到着した。

 これは五合目にある御金蔵で金庫みたいな直方体の岩が、誰かが載せたみたいに鎮座している。

 

先月から4回山歩きを行いその成果を感じながら楽に歩いて、無事帰還出来たことに感謝しながら、来週はどこに行こうかと考えている。

 

車道歩き 緩く見えるが平均勾配は9%

これで道の巻は終わり三部作が完結、お付き合いいただいことに感謝申し上げたい。


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2 コメント

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楽しく拝見しました。 (shu)
2019-05-23 23:15:16
山歩きさん こんばんは。
「山の巻」と「道の巻」を楽しく拝見しました。
山歩きさんにご紹介いただいた「鳥観図で楽しむ 日本百名山」が届きましたので、早速、早池峰山を見て、登山ルートを確認しました。
今回、山歩きさんが歩かれた小田越コースは、鎖場があるのが特徴のようですね。
私が40年前に歩いたのは、鎖場はなかったので河原の坊コースで、下りは中岳、鶏頭山を経て岳へ下りたように思います。
いずれにしても、この時季はまだ残雪もあるし、夏場よりもより慎重なコース選びが求められます。
もう一度登る機会があれば、違ったコースまたは違ったシーズンに登りたいと思います。
そして、薬師岳も魅力的ですね。花崗岩は大きな岩が多く、また風化しやすいので、標高は低くてもチャレンジングなのではないでしょうか。
それにしても、岩手県は山がたくさんありますね、うらやましいです。
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Unknown (山歩き)
2019-05-24 06:21:44
shuさんおはようございます。楽しく読んでいただきありがとうございます。
 鳥瞰図の本早かったですね、翌日に届くこともありネット通販は有り難いですね。
 本文に書き忘れましたが、河原の坊からの登山道は崩落箇所があり使えません。
このため小田越に集中し、これからの土日祝日は混雑すると思います。
 40年前はそれ程混んでなかったと思いますが、鶏頭山迄縦走されたとのこと、やはり若い頃からの健脚者ですね。
 そして薬師岳に目をつけられましたか、山頂から見る早池峰山に加え、岩手山と姫神山も見えたら格別かと思いますので、いつの日にか早池峰山のついでにいつかお出でください。
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