山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

磯焼けでウニに焼きもち片思い

2018-12-15 09:51:26 | 時事川柳

「磯焼け」聞きなれないこの言葉はコンブなどの海藻が激減する状況を表す言葉で、県内の海域では3年ぐらい続いているそうです。

海藻が激減しており白っぽいのは石灰藻の「サンゴモ」に覆われたた海底で、ウニが散見されます。

 悪いことにサンゴモにはウニを引き寄せる性質もあるそうで、アワビにとっては激戦区。

その原因はコンブが育つ冬場に水温が高めに推移し、ウニが活発に動いてコンブを食べてしまうことで、わずか残った海藻にはアワビ以外の貝も群がっているとのこと。

元々高嶺の花のアワビが高騰してもわが家の家計には響かない(買わないから)のですが、漁業関係者にとっては深刻な問題となっております。

慣用句「磯のアワビの片思い」が閃き、「磯焼け」から「焼きもち」を連想して組み立てたのが、アワビにとってウニは大好きなコンブを横取りした恋敵という構図。

 

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詐欺師だと見抜く霊感研ぎ澄ます

2018-12-08 08:04:08 | 時事川柳

「先祖のたたりで不幸になる」などと不安をあおり、高額な商品やサービスを売りつける霊感商法が県内でも後を絶たない。

と始まる記事によれば、県民生活センターに寄せられる相談の約7割は女性からのもので、詐欺と気付かないままの被害者も多いとみられています。

同センターは、○金を支払っても運が上がるわけではない○クーリングオフ期間内や法定書面が交付されていない場合は解約を申し出る○恐怖を感じる場合は警察に相談する、などと助言していますが、詐欺師に負けない霊感を身に付けることをお勧めする一句が当たりました。

先日、特殊詐欺被害に遭わないようにと、注意を呼び掛ける電話を受けました。

怪しいと思いながら聞いていたら、警察の方から委託されているコールセンターと語り、問い合わせ先の電話番号も教えてくれたので「御苦労様」と電話を切り、警察に確認したら本当に委託していることが分かりました。

これくらい慎重なら、引っ掛からないと思うことが、危ないそうです。

 

 

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ゲレンデがぢっと空見るエルニーニョ

2018-12-04 16:19:25 | 時事川柳

12月1日、八幡平市の安比高原スキー場が県内のスキー場に先駆けて今季の営業を始めましたが、雪不足で開業の見通しが立たないスキー場もあり、予想されていたエルニーニョ現象が現実のものとなりそうです。

安比高原スキー場 2010年3月14日撮影 

3月半ばでも粉雪がたっぷり

岩手山の北斜面には八幡平リゾートスキー場があります

特に北上市の夏油(ゲトウ)高原スキー場がこの時期にオープン出来ないのは異例のこと、というのは同スキー場の積雪量は最近の言葉を借りれば、『半端なく』2m~3mは当たり前で5m台後半に達することもあり、リフト下の除雪が追いつかないため運休することもあるくらいです。

どうやら今週末には冬将軍が沢山の雪を降らせてくれるようなので、関係者は大いに期待しているところです。

 

郷土の歌人石川啄木が詠んだ

はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢっと手を見る

 を思い出したので、ぢっと空を見ました。

2013.8.28 撮影  姫神山からの岩手山 啄木の故郷からは岩手山が左右対称に見えます

 

 

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神よりも物見の来訪懸念され

2018-12-03 09:23:56 | 時事川柳

ユネスコが8県10件の行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録することを決定しましたが、全国的に知られている「男鹿のナマハゲ」は別として、地元以外にはあまり知られていないと思います。

岩手県大船渡市三陸町の「吉浜のスネカ」もその一つですが、「早池峰神楽」に続く2件目の登録となる本県でも、最近知ったという人もいるかもしれません。

登録により観光客の増加が予想されますが、経済効果よりも不安を感じている地元の声が取り上げられていましたので、そこに注目して詠んだ句が今年100回目の入選となりました。

『ひっそり続いてきた神事。そっとしていて欲しい、というのが本音だ。』という声、面識のない人たちが勝手に家に入り、写真を撮られなど不快な思いをしたことなどが紹介されていました。

来訪神には物見遊山の来訪人に対しても目を光らせて欲しいものです。

 

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