山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

置いたのは書いた証明ガラスペン

2023-07-27 09:49:54 | 時事川柳

映画化されたベストセラー小説「人間の証明」や、ノンフィクション「悪魔の飽食」などで知られる作家の森村誠一さんが24日に亡くなられました。

数々の作品の紹介に加え詳しい経歴が載っており、執筆にはガラスペンを使い製造中止になるのを機に2万本購入したそうです。

作家の阿刀田高さんの話も載っており、・・・松本清張の影響があったと思うが・・・・のくだりから、松本清張作品にはまっていた私が森村誠一作品に惹かれたことを思い出しました。

単なるアリバイ崩し、犯人捜しではなく、罪を犯すことになったそれまでの人生や社会背景を描く共通点がありました。

さほど読書好きではない私に、読む機会を与えていただいたことに感謝します。

 


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ガラスペン (shu)
2023-08-01 08:33:54
著名人の訃報を受けて、山歩きさんが詠まれた追悼の句は、私の知る限りでも20句を超えています。
その中に忘れられない句が一つ加わりました。

私が森村誠一さんのミステリー小説を読み出したのは中学生の頃でした。
私も山歩きさんと同じく、松本清張さんの作品の方を早く読んでいましたが、ミステリーとしては森村誠一さんの方が好きだったように思います。

ガラスペンのエピソードは初めて知りました。
ワープロの無い時代でしたから、こんなエピソードが生まれたのでしょうね。

映画化された作品も数多くありました。
特に証明シリーズは有名で、私も観ました。
これからもテレビなどで観る機会があることでしょう。
生前の森村さんを偲びながら観たいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
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作風 (山歩き)
2023-08-01 11:27:47
shuさんこんにちは。こちらにもコメントありがとうございます。
著名人の追悼句は2005年から2021年までが20句、2022年以降が7句ですが、覚えていてくださりありがとうございます。
2022年以降、今回と似たような句がありました。最後まで平和求めて置いたペン(大江健三郎さん) マサカリ置く明治男の兆治さん(村田兆治さん)2021年以前に「置く」は無く、星に逝く、星になる、逝く、逝き、を使った句が多く、作風の変化を感じます。
shuさんも松本清張作品、森村誠一作品を読まれ、映画もご覧になったとは少し意外な気がしました。ほかの作者の作品もたくさん読んでのことと思いますが、私の場合はほぼこの二人でした。
最近、浅田次郎、佐々木穣、宮本輝、阿川弘之、柚木裕子の本を読んでいますが、目は疲れるし、同じ姿勢を保つことも苦痛だし、登場人物が多ければ忘てしまうし、でもこの方々の作風、好きです。
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