教員の長時間労働が問題視されて久しいですが、「働き方改革」の前提となる労働時間を把握するため、県内の小中学校でタイムカードを導入しているそうです。
然しながらその取り組みにはばらつきがあり、岩手県内の市町村立小中学校では33市町村のうち17市町村で導入しているものの半数は未導入で、予算確保出来ないことが理由としてあげられていました。
そこで、ばらつくタイムカード⇒揃わないカード⇒良くシャッフルされている(切れている)⇒予算切れ と連想したもので、予算確保出来ない⇒予算切れ は強引だったかもしれませんが譲れないところでした。
さて、タイムカードを導入しても打刻して帰宅する人、打刻した後仕事を続ける人、ここでもばらつきが生ずるのではとあらぬ想像をしており、真の働き方改革までの道のりは相当険しいのではないでしょうか。
今回の話題は、当初、地方ならではのネタのように思いましたが、よく考えると全国で同じようなことが起きているのでしょうね。
川柳ネタとしては簡単ではなかったと思いますが、さすがベテランの切れ味でした。
個人的には、小さな学校組織に、タイムカードは要らないと思います。
教員の他に、事務の職員、給食や保健衛生など、学校内でも多くの方が働いていらっしゃいますが、決して目が届かないほどの組織とは思えません。
タイムカードよりも、部下や同僚への気配りや関心が大切なのではないでしょうか。
翻って、現在の私の仕事ですが、タイムカードの機能も持つIDカードを渡されています。
入出時はそれをセンサーにかざします。
こちらの目的は、勤務時間の把握よりも、セキュリティー対策のようです。
私の在職中、初期は昔ながらのハンコを押す出勤簿で、うっかり押印を忘れていると声が掛かったりそのまま出かけると誰かが押印を代行してくれる良き時代でした。
その後パソコンが全員に配備されてからは、パソコンを立ち上げてログインした段階で出勤、シャットダウンで退勤となる仕組みでした。
ここで超過勤務手当の問題が発生する訳で、パソコンを解析すれば超過勤務時間が明らかになりますが手当は満額頂いておりませんし、出勤簿の時代も同様で二重帳簿だったのでしょう。
パソコンなりICカードで正確に記録される勤務時間、どんな工夫をしているのでしょうか。
セキュリティーについては、テレビや映画などで、指紋や網膜などで識別していることを知りましたが、現実にも様々行われているのでしょうね。
守衛さんに見守られて出勤、退勤していた古き良き時代、ハンコを押す出勤簿が懐かしいです。