山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

定年を不要不急の延長し

2020-02-28 09:26:47 | 時事川柳

 黒川東京高検検事長の定年延長を巡り、法務省が法解釈変更の経緯を記した文書を口頭で決済していたことは問題ないとの認識の法務大臣は、「決裁は口頭も文書もあり、どちらも正式な決裁だと理解している」と宣いました。

 それに対して野党は「荒唐無稽な話だ。口頭で解釈をねじ曲げることは法治国家としてあり得ない」と反発しましたので、荒唐と口頭を使った句、法治と放置を使った句も考えましたが、新型コロナウイルス対策として「不要不急の外出は控えましょう」と国が呼び掛けていることを持ち出した句が入選と相成りました。

 政府のこれまでの説明は法解釈変更の必要性ばかりで、黒川氏の定年直前に解釈変更をする緊急性については口を濁しており、百歩譲っても必要性は感じられませんが野党は緊急性についても、もっと厳しく追求して欲しかったと思います。

 写真は検察官が着ける「秋霜烈日」のバッチですが、秋の厳しく冷たい霜と夏の強い日差しの意から、刑罰・権威・節操・意志などが厳しく、また、厳かなことのたとえで、検察官はそうあるべきでしょう。


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2 コメント

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困ったものです (shu)
2020-02-28 12:33:13
山歩きさん こんにちは。
このところ川柳のネタにお困りのことはないでしょうが、世の中は新型ウイルスはじめ、困ったことばかりです。
そんな中、重要な予算審議の時間を割いて、桜や検察官の定年延長にまつわるゴタゴタを議論しなけらばならないのはとても困ったことです。

学生時代に、農学部を無能学部、法学部を無法学部などとの揶揄を聞いた覚えがあります。
森大臣は枝野代表と同じ大学の同期だと聞きました。大学は法学部なので、「法治」についてはよく学んだはずです。
その「法治」の魂を「放置」どころか完全に忘失し、自分の答弁内容すらうろ覚えのは「痴呆」ではないかとすら思います。
この大臣、かなり困ったものです。
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言葉遊び (山歩き)
2020-02-28 15:57:17
 Shuさんこんにちは。早速のコメントありがとうございます。
仰るように困ったことが多ければそれだけ「お題」も多いので、川柳子にとっては喜ばしいのですが日本国民としては由々しき問題です。
 枝野代表と森法務大臣との論戦?をテレビ中継で見て、この大臣は在庫品にありがちな不良品かなと思いながら経歴を調べたところ、東北大学法学部卒の弁護士でなんと枝野氏とは同じ1964年生まれの同窓生でした。
 「放置」が逆立ちすれば「痴呆」イイですね。「無能学部」「無法学部」は初耳ですが、該当する場合は言い得て妙です、他の学部も無を付ければ面白いことになりますね。
「無効学部」「無為学部」「無形材学部」「無理学部」「無役額部」・・・・遊び過ぎました、関係の皆様失礼しました。
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