山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

トランプに伺い立てる代替案

2020-06-29 08:56:34 | 時事川柳

 6月15日に防衛大臣が唐突にイージスアショア配備計画の「停止」を発表して間もない25日、国内に代替地を見つけるのは困難で事実上「断念」したとの認識を示しました。

 政府、自民党はそれを受けてミサイル防衛対策の抜本的見直しを始め、イージス艦増強、別の迎撃システム導入、敵基地攻撃能力の保有などが取りざたされておりますが、課題が山積しております。

 米国との関係を重視する姿勢を示すため、契約済みの地上イージス用のレーダーを活用した海上施設設置案は、過去に検討されたもの排除された経緯があり、米軍の最新鋭迎撃システムTHAADは高額であるにもかかわらず地上イージスよりも対応範囲が狭いそうです。

 専守防衛の原則から逸脱する敵基地攻撃能力保有については、連立を組む公明党の理解を得られるはずがありません。

 米国はロシアに近接するルーマニア、ポーランドにイージスアショアの配備を進めており、日本の「断念」に理解を示すのか不透明で、首相側近は「まずは米国の意向を確認してみないといけない」と語ったそうです。


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2 コメント

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依然闇の中 (shu)
2020-06-29 12:20:33
山歩きさん こんにちは。
月曜日の指定席に無事にお戻りになられましたね。
おめでとうございます。

イージスアショアの配備が停止となったことへの、世間の評価は様々です。
個人的には、防衛省が国民に対して経緯を説明しないことには、評価できないのではないかと思います。
これまでの説明では、ブースターを安全に落下させることができないというものですが、そもそもの導入決定の経緯に遡っての説明が必要だと思います。
また、防衛省は、山口県、秋田県に続いて、与党、外務省への説明が重要と考えているようですが、国民への説明こそ最重要でしょう。

河野防衛大臣が、イージスアショアの配備が多額の投資に対して効果が期待できないと判断したのなら、これまでの大臣よりも優れていると見るのも妥当かと思います。
しかし、依然経緯は闇の中ですので、これ以上のコメントは意味がなさそうです。
最悪の代替案 (山歩き)
2020-06-29 13:40:17
 Shuさんこんにちは。早速のコメントありがとうございます。
 指定席を確保できるかどうか、土曜日と日曜日気を揉んで待っておりますので4時40分に届く新聞を待つ間ソワソワし、手に取って開く瞬 間の緊張感がたまりません。
今はJRの座席指定券の予約をパソコンやスマホで座席配置を見ながら出来る便利な世の中ですが、昔々は駅に赴いて申込書に記入して結果を待つというまどろっこしいものでしたね。

 さて、イージスアショアです、秋田と山口に配備しようとした理由が列島よりもハワイとグアムを守るためであることが分かった今、他の場所を探す意味がなくなったのだと思います。
 国民に対しては北からの脅威が「国難」であると不安を煽ってイージスアショアの必要性を強調しておいて、アメリカと契約し一部は支払ったようですが、このことには触れないのでしょう、国難の前に米を付けるのを忘れたのでしょうか。

 恐ろしいのは、専守防衛ではなく最悪の代替案である敵基地攻撃能力を持つことの理由が来たと、ほくそ笑んでいる御仁が一人や二人で無さそうだということだと思います。

  

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