政府は２１日、２０２２年度から５年間の在日米軍駐留経費の日本側負担（思いやり予算）について米政府と合意しましたが、その額は１６年～２０年度の９８０１億円と比べ７５０億円増の１兆５５１億円だそうです。
トランプ前大統領の大幅な負担増要求で始まった日米交渉が決着したもので、中国の軍備拡張など日本周辺の厳しい安全保障環境を踏まえ、増額要求を受け入れました。
聞く力を声高に標榜する岸田首相は、『米軍への過剰な配慮』との批判も聞こえたようで、『思いやり予算』ではなく『同盟強靭化予算』と改めるそうですが、子供だましにしか聞こえません。
記事では『思いやり予算』ですが変換を忘れ、『おもいやり』で投句したものがそのまま採用されました。
日頃から日米安保並びに日米地位協定について、疑問を持っていましたので、戯言を書かせていただきます。
今回も米国からの要求を呑んでの、思いやり予算増額です。誠に理に合わぬ出費だと思います。
そもそも、我が国は米国の軍事力によって守られており、それに対して経済的な負担をするのは当たり前だというのは理解できます。
であれば、金を出してガードマンを雇う訳ですから、ガードマンは雇い主の言い分を聞かなければいけません。
現状はどうでしょう。米軍が起こした事故や事件に対して、独立国であるにもかかわらず、我が国には調査権すらありません。
こんなバカなことがあっていいのか。国民的議論が求められるのではないでしょうか。
沖縄の基地問題は言うに及ばず、全国各地の基地を持っている自治体で、現実に問題が起きています。
金を出すなら、独立国としての当然の権利も主張して欲しいと思うのです。
戯言と仰いますが、御自分の考えをきちんと書き表すことは素晴らしいことだと思います、私のブログは記事の内容を手短に纏めてせいぜい感想を加えるだけ、自分の考えを述べることはありません。
言いなりの負担分を支払った上に、最近は米国出国時にＰＣＲ検査を受けずに来日し、基地の従業員に感染させたことが報道されました。
このこともそうですし、米軍機が燃料タンクを投下した時も、強く言えない国の姿勢がありました。ガードマンの雇い主が情けないですね。