山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

蛇口より頭ひねって維持管理

2023-05-10 09:51:40 | 時事川柳

 8日(木)付け第一面の見出し「水道事業の赤字50年で1兆円超」に何事かと記事を読んだところ、人口減少で料金収入が減り水道事業の経営がこのままでは成り立たなくなるとの試算を県がまとめた、というものでした。

 試算によれば70年度に水道水を利用する人口は51万人程度となり、18年度比で約6割減少し、見込み使用量は1日15万6881立方メートルで現状から半減し、20年度から50年間、同規模の施設を維持する場合の更新投資額を踏まえて収支を推計すると、1兆1576億円程度の収入不足が発生するそうです。

 全体の数字を見ても実感が湧きませんが、不足分を水道料金の値上げで補うと。70年度の一般家庭(2~3人)の月額料金は最大で約5万7千円、現状の17倍になる可能性があるとありました。

 県民生活の「命綱」となる水道を将来にわたり維持するには、施設更新費の縮小や事業のスリム化をすることが急務となっており、その有効な手段の一つとされるのが事業統合などの広域化で、全国に先駆けて2014年度に広域化を実現した岩手中部水道企業団の事例が紹介されていました。

 同企業団は北上、花巻、紫波の3市町(約9万6千戸)に水道水を供給しており、我が家もそこに含まれるのですが、水道料金の支払先が変わったくらいの認識でした。

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