5月12日の天気予報は晴れのち曇りで翌日からは曇りがち、こうなれば山に出かけなくてはならない、というわけで4月28日以来再び姫神山に登りました。簡単に言えば他に行くところがないからで少し詳しく言えば、初めての山は事前調査やら心の準備が面倒なので、知っている山のうち登山口までの道路が冬季通行止め解除前の早池峰山などを外した結果です。
登山口まで移動中に見た姫神山と岩手山は前回より鮮やかに見えました。
訓練のつもりで多めの水やガスコンロなどで荷物を増やし、歩く距離も増やすことを考え一本杉口から登って左側のこわ坂口に下りることにして出発したのが9時40分でした。
林の中に入る前に岩手山を観ておきます。GW終盤に県北地方では平地でも積雪を観測しましたので、岩手山の残雪も前回と変わらないようです。
歩き始めると開花直後ののシラネアオイを観ましたが、この先では見つけることは出来ませんでした。
キバナイカリソウに気づいたのもここだけででした。
この日は薄紫のスミレが沢山咲いていました。タチツボスミレかと思います。
そして間もなく初めて見る花に出合ったのですが、名前が分かりませんのでとりあえず撮影して歩きながらクリンソウかな?それにしては花が少ない、などと考えました。
同じ花を観た方と山頂で出会い、サクラソウだと教えてくれました。
エンレイソウよりシロバナエンレイソウのほうが多いようです。
コキンバイの鮮やかな黄色も目立っていました。
カタクリは最終盤で残り少なかったです。
ここは八合目より上、下で見たタチツボスミレと葉が違うよう見えます。
小さなフデリンドウを見つけました。
山頂直下の展望の効く場所から北を見つめたら残雪の八甲田連峰が見えました。
岩手山も前回より鮮やかだと思いました。
岩手山の右(北)側の八幡平方面です。
岩手山の左(南)側の秋田駒ケ岳方面です。
その南の和賀岳方面も綺麗に見えました。
この日は巨岩が重なり合っている右へ向かいました。
山頂に着いたのは11時45分、持参したガスコンロでお湯を沸かしてカップヌードル食べ、さらに簡易ドリップのコーヒーを飲みながら小さなパンを食べてのんびりしました。最近はお握りやサンドイッチで簡単に済ませていましたが、久々のフルコース?でした。
12時34分に下山を始める前に写した岩手山で、天気予報通り雲が出てきました。
和賀岳よりさらに南西の焼石岳方面も残雪のおかげで見つけやすいです。
南東に見える早池峰山へは今月中に登りたいと思っています。
北東に湖が二つ見えますが、右は外山ダムで左が岩洞ダムだと思います。
前回は右が岩洞ダムと紹介しましたが、新・分県登山ガイド[改訂版]2岩手県の山(山と渓谷社)の記述「深い山並みにつぶされそうな岩洞(がんどう)ダムまでも見わたせる絶景である」を思い出すと左の方がしっくりします。
下山は予定通りコワ坂口に向かいました。
怖い坂、強い坂、いずれにしても急こう配なので登りに使ったことはありません。
こちらはカタクリが沢山咲いていました。
ヒメイチゲも咲いていました。
色が薄いエンレイソウはムラサキエンレイソウと呼ばれるようです。
コワ坂から解放され歩きやすくなりました。
シロバナエンレイソウがあちらこちらに咲いていました。
このエンレイソウは色が濃いです。
予想通りニリンソウが登山道の脇を飾っていました。
クルマバツクバネソウの葉はたくさん見かけましたが花はこれだけでした。
スミレが沢山咲いていました。これもタチツボスミレかなと思いますが確信がありません。
下向きに咲くモミジイチゴが増えてきました。
葉の様子がはっきりしませんがコキンバイと思います。
登山道の脇に見つけた小さな白いスミレはツボスミレ(ニョイスミレ)だと思います。
地を這うように生えており珍しいので写したタンポポで、エゾタンポポかなと思いますがセイヨウタンポポなのかもしれません。
コワ坂口にたどり着いたのは13時48分、ここから舗装道路を歩くのですがずっと下りなので楽でした。
20分ほど歩いて駐車場に到着し、途中で予定していたエンジンオイルを交換して帰宅しました。