歴史を刻む愛宕神社
愛宕山 (あたごやま)は、東京都港区にある標高26mの天然の山で東京23区最高峰を誇っている。
山上にある愛宕神社は、ご由緒によると1603年に江戸の防火・防災のために徳川家康の命で祀られた神社であった。
江戸時代・三代将軍徳川家光が増上寺参拝の折に山上にある梅が咲いているのを見て、「梅の枝を馬で取ってくる者はいないか」と言ったところ、讃岐丸亀藩の家臣、曲垣平九郎が見事騎馬で正面男坂(86段の急石段)を駆け上がって源平の梅を手折り、将軍に献上したことから、日本一の馬術の名人として全国にその名を轟かせ、併せてこの男坂は「出世の石段」として全国に広まった。
現在でも「出世の石段祭り」が隔年に催され、勇壮な御輿登りが行われる。(今年は9/22~24)
また、「桜田門外の変」の際の水戸浪士の集合場所として、江戸城無血開城へ導いた勝海舟と西郷隆盛との会談場所としても知られている。
なお、山上には、NHKの前身の東京放送局(JOAK)があり、1925年の日本初のラジオ放送は、この愛宕山から送信された。(現在は放送博物館 見学:無料)
駐車場:有 愛宕神社(社務所へ)、放送博物館(受付へ)
男坂(86段の急石段を曲垣平九郎が見事騎馬で駆け上がった) 左側の木が手折の源平の梅
上から見た男坂(こんな急勾配をよく馬で駆け上ったものです) 境内の弁天池?(多くの鯉が遊弋していました)
本殿前の「招き石」(頭を撫でると福が身につきます) 放送博物館(見学するとテレビやラジオの歴史が学べる)
愛宕神社地図(「goo地図へ」をクリックしますと大きい地図にジャンプします)