里帰りした「零式艦上戦闘機21型」 実機
世界で唯一オリジナルのエンジンで飛行可能な零式艦上戦闘機21型が米国から日本に里帰りし、所沢市並木の「所沢航空発祥記念館」で展示されている。
所沢に飛行場が開設されてから100周年になったことを記念し、「航空発祥記念館」が世界最高水準の航空技術を誇ったゼロ戦を紹介しようとゼロ戦を保存している米カリフォルニア州チノ市の「プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館」と交渉、実現したとのこと。
展示されたゼロ戦は三菱重工が機体、中島飛行機がエンジンを製造したものという。敗戦後サイパンで米海兵隊が接収、様々な性能検査後、民間に払い下げられ1957年に民間航空博物館の創設者が引き取ったという。
栄21型エンジンをはじめ、多くの部品がオリジナルのまま飛行可能な世界で唯一の機体と云われる。
なお、展示期間は3月末日までであったが、プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館と零戦展示延長に関する交渉を続けた結果、本年8月末まで延長することで合意に達したのこと。
ただ、本家のわが国にはなく、アメリカから里帰りさせなくては見られない現実は寂しい限りです。
所沢航空発祥記念館公式ホームページ 駐車場:有り(無料)
入館料:1,300円(・零戦展示会場入場券・所沢航空発祥記念館入館券・大型映像館入館券を含む)
後方から見た零戦全景
上部から見た零戦全景
現存する唯一の栄21型エンジンを搭載する機首と胴体下部
尾翼部分 機首部分
零戦が展示されている「所沢航空発祥記念館」と館内展示スペース
所沢航空発祥記念館 地図
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