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はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

黒部で岩魚とたわむれました その1

2015-08-11 15:44:55 | 釣りの旅
黒部に岩魚さんに会いに出かけました。

山小屋に3泊しての釣りの旅です。ベースとなるのは「平の小屋」という黒部湖畔に建つ山小屋です。この小屋には、この6年間、毎年お世話になっています。今回も、昔からの釣り仲間のヒゲさんとの釣り旅です。


旅の始まりは扇沢です。ここは、「立山黒部アルペンルート」の長野県側の玄関口として、多くの観光客が訪れます。

関電のトロリーバス(正式には無軌条電車というそうです。)で黒部ダムに向かいます。料金は往復2570円+手回り200円(10キロ以上)で、5日間有効です。お盆前なので、比較的空いていました。

トロバスから降りたら、長い階段を下りて行きます。(ヒゲさんです。)

そして、トンネルを抜けると、お約束の景色が目の前に広がります。この瞬間はいつ来ても感動ものです。

今回も、ダムと立山がお出迎えです。天気も良く、雄山の神社まで見えました。(見えたような気がしました。)

ダムは観光放水をしています。巨大ダムです。今なら自然破壊とかになるんでしょうが、当時は電力不足を補う切り札だったようです。石原裕次郎の映画『黒部の太陽』に建設の苦労が描かれていました。

虹もかかってすばらしい景色です。

観光船(ガルベ)乗り場を過ぎて、吊り橋を渡ると、観光客もいなくなり、静かな山歩きの始まりです。

ここから平の小屋までは、ガイドブックによると3時間30分(休憩を入れず)なのですが、実際は、とてもそんな時間では着きません。(私の歩行能力に原因があると思いますが…。)私の場合は、休憩も入れて5時間30分かかります。登山道入口には、注意を呼びかける看板が立っています。

道は、平均するとほぼ水平ですが、所々に丸太のハシゴがかかっていたり、沢を丸太橋で越えていきます。

片側はダム湖に切れ落ちていますので、慎重に歩きます。

15キロの荷物が肩に食い込みます。(釣り道具とアルコールが重い!)

ブナ林の中を進みます。涼しい風も吹き、苦しい山歩きを慰めてくれます。

黒部という地名の由来にもなったといわれる「クロベ」です。

そして、いよいよ見えてきました。この登山道の名物「百段百段」です。斜面に沿って丸太のハシゴがかけられていて、下り百段、上り百段という意味です。

落っこちないように慎重に進みます。高所恐怖症の人は下を見ないで行きましょう。


やっとこさ、平の小屋に到着です。

平の小屋のアイドル、ももちゃんもお出迎えしてくれました。

お腹もペコペコです。さっそく、昼ご飯(宴会?)の用意に取りかかります。まずはビールで乾杯!次に携帯ワインで乾杯!最高!

メインは、ヒゲさんが買ってきてくれた京都三嶋亭のお肉です。(豪華!おいしい!)


お腹もいっぱいになりました。そうそう釣りに来たんですよね。夕まずめにダム湖でルアーでも投げましょう。ということで、山小屋から5分ほどの湖の岸からキャスティングです。
どのルアーがいいかな?実績はシルバーのスプーンです。

そうしているうちに、ヒゲさんにニジマスがヒット!やったね。


夜は、山小屋でご主人とおそくまで岩魚談義に花が咲きました。もちろんお酒も進みましたよ。
つづく。




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