はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

飛鳥カメラ散歩(その3)

2015-12-16 22:22:54 | カメラ紀行
飛鳥資料館までやってきました。ここの庭園には、飛鳥時代の猿石や石人像などが並べられています。(ただしレプリカです)
 (猿石)

 (猿石)

 (石人像)

 (石人像)

 (落ち葉)


冬至が近づくと、日が傾くのも早くなります。甘樫丘も薄暮の雰囲気です。少し急がないと日が暮れてしまいそうです。水落遺跡のあたりにやってきました。


犬養孝『万葉の旅』、<甘樫丘より>には、「明日香川 川淀去らず 立つ霧の 思ひ過ぐべき 恋にあらなくに ー山部赤人ー」という万葉歌と、「山部赤人は平城京から古都を慕って神岡(雷丘)にあがり、古都への賛美と思慕の思いを長歌及び反歌一首にあらわした。赤人には天武・持統のむかしがひとしおにしのばれているのであろう。飛鳥川の霧のように消えてなくなるような古都への思慕ではないのだという赤人の眼には、川淀に立つ霧さえも古都への夢が託されていたのであろう。」という文章が綴られています。






今回の飛鳥カメラ散歩はここまでです。古代史のロマンに満ちた飛鳥の地をゆっくりとめぐることが出来ました。できるだけ飛鳥のイメージを表現したいと思ったのですが、少しは伝わったでしょうか?


※飛鳥のおみやげは、柿の葉すしです。飛鳥を訪れたら必ず寄っています。飛鳥資料館の横にある「山の辺」というお店です。







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