わかってた事とはいえ…

と、いう事で。


６時半に出船し、まずは週末に使う分のイカナゴの仕入れへ…。


そんな事も承知の上で、「それでもワシ、スズキがええねん！」というお客さんがワタシを含めて４名。


イカナゴ漁をのんびりと眺めて、７時半過ぎ、やっと取引開始ですな…。


と思ったら、あっという間にポンプでドバドバ～で終了、いやはや何ともあっけないものでございました。




で、物を仕入れて船は秘密のポイントへ。（笑）


魚探の反応を見ながら、しばらくウロウロして、


「やってみよか、底から５ｍくらいまでやってみて」とかもっともらしいアナウンスがあるものの、（笑）


うんともすんとも、何の反応も無いままに時間が過ぎて…、


ついにワタクシは夢の世界へと旅立ったのであります。


「春の海、ひねもすのたりのたりかな」


ん？ひょっとして蕪村も釣りに出て、こういう状況でこの句を詠んだのかな？


そんな事をぼんやり思いながら、気持ちのいい夢見心地でふと見ると、


鼻の穴をおッぴろげて、ドヤ顔満開で竿を曲げる変態船長の姿が…。









「ほら、おるやん！　釣れるやん！」的な、客を小馬鹿にした満面の笑みですな。


で、我々お客さんも頑張った訳ですが、


しばらくはシ～～～～～～ン。

「
なんやなんや、どうなってんねん！」と船長に聞くと、


「大丈夫！あとで潮があるから！」ときっぱり！


そのうち、潮が動き出し…、


ふわふわ、ずっこーん！


ごごごごご～～～ん！


ずっきゅ～～ん！


と、船上は一気に賑やかになって、


写真どころではおませんがな…。


あれよあれよで




イケスはこんなんになって、


やたら重いと思ってたら、６本針に４匹ついてたり…。


気がつけばスズキ（ハネ）だらけ…。


ほんの１時間足らずではありましたが、入れ食いを楽しみ、


その強い引きを堪能したのであります。


潮次第ではありますが、明石の春の風物詩となりつつあるハネ釣り…、


おもろいですよ～。


あ、あさって４月６日（日）はハネ釣り出船するそうですよー！