どもっ! k-5610っす。

旧ブログ(釣って釣られて)

釣り好きオヤジが言いたい放題、独断と偏見で綴るひとり言でごぜーます。

世知辛い

2012-01-15 08:02:23 | ひとりごと
普段使いのデジカメの調子が悪く、ズームレバーが正常に作動しなくなった。


頻繁に使うものではないけど、ちゃんと動かないとなると、どうも気になってしかたがなく、


このまま放っておくわけにもいかないので、買った店へ持って行くことにした。



そもそも、カメラのキタムラという全国展開の店の中古ネットショップで買った物なのだが、


たしか半年間は修理保証が付いていたような気がする。


ただ、どこを探しても保障書が見つからないので、買った時のレシートを持ってお店に出向き、


事情を説明すると、「一万円以下の中古商品には保障はありません」と言われた。


あら、そうなの?てっきり保障があると思っていたのに…、でもしょうがないよね~、


「このままにしておくわけにもいかないので修理できませんかね」と聞くと、


カメラをチェックする事もなく、


「メーカーに送りますので修理見積りに約1週間、修理するのに約2~3週間かかります、いいですか?」


出来るだけ早くして欲しいけど、まあしょうがない、「ええ、いいですよ」と答えると、


「それと、手数料が1050円かかりますのでご了承ください」ときた。


「えっ?ここで買った物なんやけど…」


「私どもの店ではそういう決まりになっておりまして…、云々…」と、ありとあらゆる理屈を並べられ、


結局はキタムラで売りはしたけど、売ったのはパナソニックのものであるから、修理するのはパナソニックの義務で、


それを取り次ぐのだから、取り次ぎの費用は頂いて当然なのだそうだ。


「取り次ぎ費用を払うのが嫌ならメーカーに直接出せば費用はかかりませんよ」とまで言われ、



「じゃあ、いいです」と店内のPCでパナソニックのHPを調べ、すぐ近所にサービスセンターがあることを突き止めた。


車でほんの5分も走ればパナソニックのサービスセンターがある…、


「それなら最初からこっちを紹介しやがれっ!」



電話してみると、土曜日でもやっているという事なので、


さっそくサービスセンターに出向き、カウンターのお姉さんに事情を説明する…。


「ああそうでしたか、販売店様にも事情があるのでしょうから仕方ありませんよね、でもこちらでは手数料はかかりませんのでご安心ください」


ええ人や…、僕の気持ちを察してか、すこぶる気持ちのいい対応をしてくれる。


「では、修理個所を書いてセンターに送りますね、不都合なところはどこでしょうか?」


「このレバーがこうなって…」


「あらホント、これは交換した方がいいですね」


「じゃあお願いします、ところでいくら位かかるんですかね?」


「8400円です」


「え?」


「部品交換すると8400円かかるように決まっているんです、なので他にも傷のあるところは換えましょうか?」


「いえいえ、レバーがちゃんと動けばそれでいいんです、部品交換しなかったらいくらなんですか?」


「3150円です、最低の料金ですが…、8400円でスッキリきれいにした方がお得だと思いますよ♪」と、


「言いにくいんですが、このカメラ5800円で買ったんですよ~、8400円も出すならもう1台買った方が良くないですか?」


「そうですね~、でもこのカメラに愛着がおありになるとか…」


「あるように見えます?」


「ですよね…」


てな事で、諦めて帰宅し、潰れたら買い換えるつもりで自分で修理する事にした、


分解する前に、レバーに556をシュッと一吹きしてみると、あら不思議…、スムーズに動くではないかいな。


多分、海で使っているので潮が咬んで動きにくかっただけなのだろう、すっきり治ってしまった。


カメラ=精密で手に負えないと思っていたのが間違いのもとだったのだけど、


それにしても、カメラのキタムラといい、パナソニックといい、どういうことなん?


僕が子供の頃なら、時計を売っている店の親父は当然時計の修理が出来たし、


カメラ屋は写真の撮影はもちろん、カメラの修理もしてくれた。


今は販売店は名の通り「売るだけ」、


修理をするメーカーは、商品より高い修理代金で新品を売るように仕向ける…、


あ~~、世知辛い世の中になったもんですね~。


てか、それくらい最初っから自分で直せよ!ってことなんすケド…。