やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

必要なのは居場所

2022年03月21日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

弟が入院することになった前日の12日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

友達と一緒に遊んだ翌日、一転して息子の調子が悪くなり、息子は通院することが出来ませんでした。

父親と留守番です。

 

「今日は調子が悪くて、本人は来ることが出来ませんでした。」

 

「どんな様子でしたか?」

 

「不安が強くて、私が傍にいないと怖がります。

私が台所などで用事をしていると、目に見える距離なのに、『目に見えるママは、概念かもしれへんと思って不安になってくる。』と言って、ぎゅっとしたり、手をつないだりしに来ます。」

 

そう言いながら、私は、「怖い、怖い!」と息子が泣きわめいている様子をスマホで録音した音声を先生に聞いてもらいました。

 

「『助けて! ママ、助けて!』って言われるんですけど、どうしたらいいんでしょうか?」

 

先生は、ふむふむとうなずきながら聞いていました。

 

「ずっとこんな状況っていうわけではなくて、サッカーを観たり、動画を観ているときは普通にしているのですけど、日に何回かこういう状況になります。

それでも、今週は部活が始まったので、月曜、火曜とサッカー部の練習に参加して調子が良くなったように思えました。

それで、部活のない水曜日に、一年ぶりに小学校からの友達を家に呼んで、5時間ぐらい遊んでいました。

楽しそうにゲームをしていたのに、翌日から一転して、また調子が悪くなってしまいました。

 

「恐らく、彼にとって必要なのは居場所なんでしょうね。

これは、薬を変えてもどうこう出来ないと思います。

することが何もないときに、調子が悪くなるのですよね。

コンスタントに安心して通える居場所があったらいいのですが・・・。

 

「今は、カウンセリングも休止中ですし、病院で、少人数のグループで行うデイケアがあるって聞いたのですが、そういうのに通えばいいのでしょうか?」

 

「本人が望めば、それもいいと思います。」

 

「ただ、通えるのか・・・。

今の高校のサッカー部に参加していいと言われているので、それに行きたいからと、週一回の放課後デイサービスにも通わなくなりました。

週に何回か参加する部活で精一杯で、精神的にも体力的にも余裕がないみたいです。

すぐに疲れるし、回復に時間がかかるので、4月からサッカー部のある通信制高校に入学する予定ですが、通えるかどうかも心配です。

『サッカーがうまくなりたい。」と、本人が言っているので、サッカーが出来る場所を確保しておきたいと思いました。」

 

「環境が変わってどうなるかですね。

様子を見ましょう。」

 

「私の対応はこのままでいいのでしょうか?」

 

「本当はべったりは良くないのですが、今は仕方ないでしょう。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで(30日分)」を処方され、まだカウンセリングの先生の復帰の目途が立っていないので、次の診察は5週後になりました。

 

これから通信制高校の入学ガイダンス、科目登録、オリエンテーション、健康診断と・・・スクーリングが始まる前に学校行事が続きます。

 

今度こそ学校が、サッカー部が、息子の居場所になってくれますように・・・。