やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

学校に行きたい

2019年01月28日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

24日、カウンセリングの日。

この日も、息子30分、私も30分。

息子は、気力がなくてあまり話をしたくないのだそうです。

 

前回のカウンセリングからの息子の様子を話して、

「どんどん悪くなっていくようで、心配で仕方がないんです。

息子から、『助けて!』『なんとかして!』と言われると、このままでいいんだろうかとか、もっと他に息子に合った治療法があるんじゃないかとか、不安になるんです。

うつ状態ってこんなにわめいたりパニックになるものなのでしょうか?

自分のイメージと違ってて・・・。

これは、自閉症の特性からくるものなんでしょうか?」

と、聞いてみました。

 

「彼は、まだ混乱している状態が続いているようです。

心に余裕のない中で、特性が関係してパニックを起こしているのかもしれませんし、お薬を調整しているところということもあって、それが関係しているのかもしれません。

私は心理士ですので、薬の処方や診断は出来ないので、あくまで心に寄り添ってのお話しかできないのですが、ただ、〇〇君は『クラブに行けた』ということを前向きにとらえていました。」

 

「クラブに行けたと言っても、挨拶して、それが精一杯で、すぐに帰ったのですが・・・。

それで力を使い切ったのか、その後調子が悪くなってしまいました。」

 

「前向きにとらえられたということが良かったと思います。」

 

「学校に行く行かないも息子の気持ちを尊重するようにして、誰も無理強いなんかしていないし、逆に『無理せんでいいで。』って言ってるのに、〇〇だけが学校に行けないことを、特にクラブに行けないことを自分自身で責めて、それで苦しんでパニックになっているように思います。

学校を休んでも、全然心が休まっていない状態で、これでは心が回復しないと思うし、いっそのこと、『休まないといけない!』みたいに言ってあげる方がいいんでしょうか?」

 

「行きたい気持ちも、行けない気持ちも、どちらも彼の気持ちで、特性ゆえに人より自分を責めて苦しい思いをしているところはあるかもしれません。

カウンセリングでお聞きしたお話は先生(児童精神科の先生)とも連携していますので、先生がどう判断されるか聞いていただきたいと思います。」

 

診察では、息子は、

「調子が悪い。」

「特に夜は酷くて、薬を飲んでも効けへん。」

 

「どんな風に調子が悪い?」

「・・・。」

「胸がドキドキするとか、イライラするとか、確認が多くなるとか、不安になるとか・・・。」

「不安になる。」

 

「学校が不安なのかな?

3学期いっぱい休学してみる?」

 

「いや、いいです。」

「無理しなくていいよ。」

「学校に行きたいから!」

 

「そっか。じゃあ、学校に行けるように応援する。」

 

息子は、先に診察室から退室しました。

自分のことを話されるのを聞くのは辛いのだそうです。

 

「お母さんがカウンセリングで話されていた件、彼にぶつけてみましたが、本人が『学校へ行きたい』と望む以上、それを支持するしかありません

薬を調整しながら、カウンセリングで応援していきましょう。」

 

「分かりました。

リスパダールとレクサプロですが、今週に入って、ものすごく調子が悪くなったので、飲ませることにしました。」

 

「薬の効果はあったみたいですね。」

 

「はい。

先週は良くも悪くもならずというか、悪いままだったのですが、土曜日の診察から全く飲まなくなって、月曜から一気に調子が悪くなりました。

不安で落ち着かなくなって叫ぶだけでなく、床や壁をドンドンするわ、物を投げたり、トイレで寝転んだり、いきなりネギを食べるなど訳が分からない状態になっているし、強迫行為も、何度も何度も手を洗うなど明らかに酷くなってます。」

 

「強迫性障害には、リスパダールとレクサプロが最強の組み合わせなんです。

とりあえず、レクサプロ1/4錠と、リスパダールは小さい薬ですので半錠お出しします。」

 

「1/4錠で効きますでしょうか?

11月に調子が悪くて、レクサプロ3/4錠から1錠にしてますよね。

半錠にした方がいいのかなと。」

 

「デパスを服用しますからね。

デパスは、調子が悪い時は2錠服用しても構いません。

その代わり、一日4錠までにしてください。

その上、リスパダールやレクサプロを半錠飲むと、朝起きて学校に行くのはしんどいと思いますよ。」

 

「学校へ行くのは昼からになったとしても、とりあえず、強迫行為とパニックだけでもおさえてあげたいです。」

 

「分かりました。次のカウンセリングは6日後ですから、それで様子を見てみましょう。」

 

「リスパダールOD錠0.25mg(半錠)と、レクサプロ錠5mg(半錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を、6日分処方されました。

 

薬を増やしたくはないけれど、息子が穏やかな生活を取り戻すことが大事です。

今の息子には、レクサプロやリスパダールが必要なことが分かりました。

 

デパスは、夜、調子が悪くなってから飲んでも息子の調子は良くなりません。

けれども、飲むと楽になるという実感は息子も感じているそうです。

昼間はデパスを飲んで調子がよくなる時間もありますし、不安から解放される時間は必要だと思います。

そういう時間が増えて、息子の混乱が解けていくのだと思っています。