やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

過敏すぎるせい?

2017年04月24日 | 日記(息子・小6)

新学期が始まる直前に、近所の子ども達と学校にサッカーをしに遊びに行って、悔しい思いをしたらしい息子。

「◇◇とか他の子がボールを蹴る時には、周りはその子を応援するのに、自分が蹴る時には邪魔をする!」

と、自分に対してだけみんなの態度が違う、と言うのです。

 

また、この春1年生になったばかりの男の子に嫌なことを言われ、腹を立ててその子を突き飛ばしてしまったようです。

その子は尻もちをついたもののケガもなく平気な様子だったそうですが、息子は、また何かを言われると手を出してしまうと思って、家に帰ってきました。

「ボール蹴りたい! サッカーしたいのに・・・!!」

と、泣きながら・・・。

 

「何を言われて、そんなに腹が立ったん?」

と、聞くと、

「『あほや』とか、『下手くそ』とか・・・。

一番腹が立ったのは、『うまいこと出来へんのは、怖がってるからや~』って言われたこと。」と。

 

「こないだまで保育園に通ってた子やで。

『人の嫌がること言うな!』って、一言言ったら、真に受けんと聞き流しといたらいいねん。」 

 

「聞き流してても、どんどんひどくなるだけや!」

 

「でも、手出したらあかんわ~。」

「分かってるけど、我慢出来へんねん!」

「だから帰って来たんやな。そこは、えらかった。

突き飛ばしたことは、謝ったの?」

「尻もちついたときに、すぐ謝った。」

 

その場に居合わせていない私には、どういう状況だったのかよく分かりません。

その1年生は、しっかりしていて口の達者なところはありますが、小さな頃から知っている元気な男の子です。

この春まで保育園に通っていたので、あまり息子と遊んだりすることはなかったのですが、卒園後、お兄ちゃんに付いてきて一緒に遊ぶようになりました。

〇〇の反応が面白くて、ついつい悪口を言ってしまったのかもしれません。

〇〇にだけそういうことを言うのは、一緒に遊んでいるみんなの中にそういう雰囲気があったのでしょうか?

 

それとも、

「うまいこと出来へんのは、怖がってるからや~」

というのは、彼なりに、息子にアドバイスをしてくれていたのでしょうか。

 

彼もお兄ちゃんと一緒に小さい頃からサッカーをしていて、クラブチームにも所属しています。

彼も彼のお兄ちゃんも、コーチから厳しい言葉で指導され泣いていることがあったとを、ママさんから聞いています。

同じような意味合いで息子に声をかけたのでしょうか。

 

本当のところは分かりませんが、息子が過敏に捉えすぎているところはあるのかもしれません。

 

「〇〇は、音とか手触りとか、感覚が敏感やろ。

トイレのハンドドライヤーの音とか掃除機の音が苦手やったり、服も感触で着られへん服がある。

そういうのって、ほとんどの子は平気やねんけど、〇〇は敏感やから辛く感じてしまうねん。

もしかすると、相手の行動とか言葉の捉え方に対してもそういうとこがあるのかもしれへん。

相手が何気なく言ったりしたことや、それほど気にすることじゃないことも、辛く感じてしまうんやと思う。

自分の中で気にしないようコントロールしながら聞けたらいいけど、それが難しかったら、そういうことから「離れる」ということも大事やと思う。

だから、帰って来たのは正解。

辛い思いをしながら遊ばんでもいいんやで。」

 

「でも、サッカーしたいねん。。。」

 

「じゃあ、気持ちをコントロール出来るようになろう!

それが出来るようになったら、もっと楽しく遊べると思うし、中学校でサッカー部に入ることも出来ると思うよ。

クラブに入ったら、嫌っていう程サッカー出来るで。」

 

あれから、息子は、サッカーをしに公園や学校には行っていません。

毎日、10分位近所を走って、20分位体幹トレーニングをするようになりました。

少しずつ、時間を延ばしていくのだそうです。

 

「中学のサッカー部って、何人ぐらいいるん?」

とか、

「どれぐらい練習するん?」

と、聞いてくるので、サッカー部に入ろうと思っているのでしょうか。

私が知っているはずもなく、「近所の中学生に聞いてみたら?」と、答えました。

 

息子が中学校に通うようになって、サッカー部で頑張れたら、こんな嬉しいことはありません。

向いていないとか、耐えられないとか、出来るかどうかはともかく、息子は自分の中で目標を立てて頑張ろうとしています。 

未来はどうなるのか分からないけど、努力したことは、きっと息子の力になると思っています。