病院での発達検査の結果、支援学級で支援を受けた方が良いといわれましたが、こども発達支援センターの先生に、息子の学校での様子を見に行っていただいた結果は、
「適切な支援さえあれば、〇〇くんは、通常学級でも十分やっていけると思います」
と、いうことでした。
黒板に指示が書かれていることは、見ながら出来ていたようですが、口頭で指示を出されたことは、聞き取れていないこともいくつかあったようです。
でも、意欲的に勉強をしていて、お友達とも楽しそうに喋っていたそうです。
検査は数時間でのことですが、療育では、何日もかけて息子をみていただいていることもあり、その先生の言葉なので、通常学級で大変な無理をさせていたわけではなかったと、ほっとしました。
通常学級か支援学級か・・・
どちらにもプラスがありマイナスがあり・・・おそらく、どちらを選んでも、本人はやりづらさを感じながら頑張らなければならないのでしょう。
支援学級の様子を見に行ったことがあるのですが、正直に言うと、息子に合っているようには思えませんでした。
知的障害のない発達障害専門の教室でない以上、それは、仕方のないことだと思います。
通級の先生にも、こども発達支援センターにも、息子の検査結果は送られることになっていました。
その上で、通級の先生には、
「私には、どちらが本人のためになるのか分かりません」と伝えました。
「障害があろうとなかろうと、息子には、社会の中でいきいきと過ごしてほしいと思っています。だから、小学校では、先生方に見守られながら、通常学級の中で過ごしていけると思っていました。もし、お友達とトラブルがあっても、先生方のフォローがあれば、乗り越えられると思ってましたし、お友達に息子のことを分かってもらえ、息子にとっても、社会に出た時の訓練になると思っていました」
それが、私のありのままの気持ちです。
「でも、息子の持つ特性から、支援学級で学ぶ方がプラスになることが多いのであれば、お願いしたいと思っています」と。
本人にマイナスの気持ちを持ったまま、支援学級で学ばせたくはないので、まず、支援学級のことを理解して「自分はここで、苦手なことを克服するんだ」と思えるように、先生の方からお話していただくようお願いしました。
その結果、来年3年生は、支援学級での支援が必要と思われる児童として教育委員会に報告をあげ、通常学級に在籍しながら、時々、支援学級での授業を体験し、本人に理解していってもらおうということになりました。
したがって、正式に支援学級に入級するのは、4年生からとなりました。
クラスでの班活動にも配慮していただけるようになり、帰りの支度は、息子個人で支度が出来れば、先生と挨拶をして帰ることになりました。
一人だけ嫌じゃないのかな・・・との私の心配はよそに、それによって、自分のペースで落ち着いて支度が出来るようになり、息子は喜んでいました。
2学期に起きたいじめ問題をきっかけに、多くの方が、息子のためにどうすればいいのか考えて下さり、3学期からは、クラスで楽しい時間を過ごせるようになりました。
家に帰ってくるなり、学校での楽しかった出来事を私に話してくれるようにもなりました。
3学期の図工の授業で描いたという「泣いた赤鬼」のお話の絵には、なぜか、息子のクラスの35人の児童が描かれていました。
「これが、ボク!これが、〇〇君!」
と、指し示す息子に、35人クラス全員が、息子にとっては大切な大切な存在だったのだと教えられました。
息子が描いた絵