Cocomademoiselleココ・マドモアゼル

ビスクドールの制作日記 人形制作する私の紆余曲折しつつも飾り付けない素顔の毎日をご覧下さい

生かされている幸せ・・・

2011年01月13日 | ♥ 私の思う事

今日は、少し重いお話です。

冬になると愛用しているラビットファーのボレロがあるのですが、着ているとまるで背中にカイロを貼っているかの如く暖かいのです。毎冬、よく着るので脇の下が擦れて毛が抜けてきてしまいました。毛皮の暖かさを知ってしまったゆえ、もう一枚別の物を・・・・・とネットで「ラクーンファー」のボレロを購入したのです。

ニット地に編みこまれたラクーンファーのボレロ、着てみるとやっぱりカイロを背中に貼っているかのように暖かく、寒いこの頃、とても重宝しています。

先日も生徒さんが私の着ていたボレロをご覧になって「素敵ですね~♪」と褒めて下さり、毛皮が暖かいと話が弾んだのですが「ラクーンファー」って一体、何の毛なんだろう・・・・・と疑問になりました。今朝、インターネットで調べてみたら「ラクーンファー」は「アライグマ」の事だと分かったのですが、そのサイトに毛皮を着る以上、無知な日本人もどのようにして毛皮が作られるのか知るべきだとあり、中国の河北省で撮影された毛皮の生産風景の様子を映し出した動画が掲載されていました。

それは目を覆いたくなるような悲しい光景・・・・。生きたまま手足を切断され、皮をはぐ様子でした。小さな画面に映し出されたほんの2分程度の動画でしたが、見終わった後、何とも言えない苦しい気持ちになりました。以前観た、ヒトラーによって沢山のユダヤ人が殺されるシーンがある「シンドラーのリスト」を見終わった時のような悲しく重い気持ちと同じでした。

これは毛皮だけに言える事では無く、人間は如何に沢山の生き物を犠牲にして生きているのか・・・・・っと痛感させられました。食用にしている豚・牛・鶏。レザーで出来た洋服やカバン・靴。どれも全て動物を犠牲にして作られる物。

殺処分される現場を知らないがゆえに、人はその小さな沢山の命の犠牲で生かされている事を認識出来ないのだと思いました。

今日観た動画は、本当に悲しい光景でしたが「こういう小さな生き物のお陰で自分が生きてこられた」っと痛感し、生かされている事を本当に幸せに思うと同時に生かされている事への感謝の念が込み上げてきます。

お皿に残った小さなハムの破片も大切に食べてあげなければ・・・・、先日買ってしまったラクーンファーのボレロも大切に着させてもらわなければ・・・・・・、レザーで出来た靴やカバンも大切にして長く使わなければ・・・・・・そう思います。

動画に写っていた狸は、Cocoちゃんと同じぐらいの大きさ、同じように白いフワフワの毛でした。手足を切断され苦しそうに悶える姿が、今も脳裏を離れません。

その姿をしっかりと戒めて、生かされている事に感謝してこれからを過ごさなければ・・・・・と思うのです。

同じ4つ肢のCocoちゃん。

愛玩犬として生まれてきたから、人間と同じように生活出来るけれどCocoちゃんも沢山のササミを食べています。沢山の鶏さんの犠牲で生かされています。

生かされている事、生きている事に心から感謝したくなる。

今日は、それを痛感した一日でした。

                 110114

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