父が毎朝あげているお経の中に「懺悔文(ざんげもん)」というお経があります。
私も以前、あげたことがあるのですが、父がそれを読み上げる姿を見ながら「何を懺悔しているのか・・・・・」っとお経とは裏腹な父の行いに疑問を持っていたのでした。
つい最近、私自身の生活の中で私の不本意な行動から人を深く傷つけてしまうような事があり、してしまった事は後悔しても戻れない、でもどうしたらいいのか・・・・・・と自分の失態にいてもたってもいられず、せめて「懺悔」を・・・・・・。
っと父が読んでいる「懺悔文」を久しぶりに読み上げてみたのです。
短い文章の中に書かれた沢山の懺悔すべき行いを読み上げていたら、涙が溢れて止まりません。
日頃の自分の行いの中に懺悔すべき沢山の事があり過ぎて・・・・・・・。
ああ、生きている事は誰かを知らず知らずのうちに傷つける・・・・・・。
ああ、してしまった事はもうどうしようもない・・・・・どうしたらいいのか・・・・・・・。
ああ・・・。
前略
因果のことわりは厳正にして犯し難し微罪もなお悪報をまぬがれず。いわんや不孝・不義・不正・不貞・不倫・背徳・忘恩の大罪においてをや。
積もりて難病のもととなり、あつまりて厄災の縁となる。
つらつらおもうに、われら無始よりこのかた無明の酒に酔って造るところの罪業(ざいごう)、無量無辺なり。
或いは子となりて親を嘆かしめ、或いは弟子となりて師をば軽ろんじ、或いは従者(しもべ)となりて主に背き、或いは夫となりて妻を虐げ、或いは妻となりて夫を剋(こく)し、或いは姑となりて嫁を憎み、或いは嫁となりて姑に逆らい、或いは兄弟姉妹かきにせめぎ、或いは恩を怨(あだ)にして報(かえ)し、或いは他人の不利を計り、或いは約束を守らず、或いは悪口・両舌(りょうぜつ)・妄語・綺語をもてあそび、或いは邪淫を働き、或いは殺生をし、或いは偸盗(ぬすみ)をなし或いは強情にして他と和せず、或いは冷酷にして他人を愛せず、或いはきょう慢にして他を蔑(ないがし)ろにし、或いは執念深くして他人を怨(あだ)み、或いは非道にして他を苦しめ、或いは強欲にして物を惜しむなど、かくの如き悪業を集めて己の骨となし肉となす、いかでか悪報をまぬがれんや、これまた宿業のみにあらず、この世に於いて更に罪を造れるに於いておや、其れ黒き衣を纏える者は襟の裏の垢を覚らず、白き衣を纏える者は、わずかの不浄(けがれ)をも畏(おそ)る。
後略
最後の「黒き衣を纏える者・・・・・・」の話は、以前こちらでしたことがありました。
この文を読んで以来、何でも汚れが目立つ白っぽい色を好むようになったと掲載しましたが・・・・。
読めば誰でも該当する事は一つはあるはず・・・・・。私は一つどころではありませんが。(*_ _)
生きているから懺悔すべき自分に気が付く、生きていればこそ、そこを改める時間を与えられている。
今回の失敗を失敗だけに終わらせず、今後の自分の生き方に反映すべきと自問自答する今日この頃です・・・・(*_ _)
心からの懺悔をしつつ、日常も頑張らないと!
サーモンピンク色にフランスピンク色を組み合わせたSisiさん、ようやくお洋服が完成しました。
次は帽子とパラソルを作る予定です♪