以前、レッスン中に生徒さんの携帯電話に電話がかかり生徒さんが応答。
誰からの電話なのか、「もしもし~♪」っと可愛らしいお声で会話されるご様子が、まるでラブラブの恋人同士のような雰囲気でした。電話を切った後に、失礼ながら「どなたなの?」っとお伺いしたら「主人です♪」っと生徒さん。
それからも何度かご主人や息子さんからも電話がかかる事があって、彼女のご家族に対する電話の対応があまりにも「可愛いらしい女性」なので、正直なところ、私は驚愕していたのです。
誰でもかどうかは分かりませんが、他所行きの声で「もしもし♪」っと応対し、かかってきた電話が家族だと分かった瞬間、急に声のトーンが落ちて「何のよう?」なんて事が私のいつもの家族への電話対応。その落差は、誰が聞いても「家族」と分かる声のトーンに言葉使い。(^_^;)
そういう対応が当たり前のように思っていた私にとって、彼女の電話の対応はとても意外だったのです。
その話を彼女にしたら、「あら~息子も電話をかけてくる時に”もしもし母さん♪”って言うわよ」と
家族に対しても「可愛い女性」な対応をする彼女の息子さんらしい、優しい対応です。
それは、彼女が家族に対して電話であっても、いつも明るく元気な母であり妻であり、家族を思い遣る言葉が溢れているから、息子さんもそんな彼女の元で育って「もしもし母さん♪」っと言う息子さんになったのでしょう。
私自身に振り返ると、いつも不機嫌な父の電話の対応と言ったら「ワシだ!」から始まり、まだ話を終えていないのに自分の言いたい事が済んだらまだ私がしゃべっているのに「ガシャン!」っと切ってしまうのが毎度の事。
そんなせっかちで失礼な父よりも先に電話を切ってやるっ!っといつも活き込んで父が話していても自分の言いたい事を告げたら、私も電話を「ガシャン!」っと切るのが常になっていました。そこには当然、優しい言葉などありません。
この頃は、携帯電話に誰からの電話か見れば分かるゆえ家族からの電話だったりすると「もしもし」すら言わず、いきなり「何ィ?」っとトーンの落ちた声で応対する私でした。
この「父」が故にこの「娘」。それを生徒さんの会話から痛感しました。
親を見れば子が分かる。子を見れば親が分かるとは、この事かもしれません。
彼女の電話を教訓に電話に於ける家族に対する無愛想を改めよう・・・・と反省した私です。
ただの電話での会話ですが、これはとっても大切で、「家族に愛される」素敵な女性である生徒さんが、「幸せ」である要因の一つなのかもしれません。
私が今も独りなのは、ここにも要因がありそうですわ・・・・・・。(^_^;)
そんなこんなで、また生徒さんから大切な事を学ばせていただきました。(*^_^*)
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桃源郷さんのレッスンの「夢見るマダムさん達」のペイントがようやく完了しました。
どのお方も目を閉じていますが、皆、口元ニッコリ、口角キュ♪っと上げた「夢見る麗しいマダムさん」です。
レッスンをお申込み下さいました皆さま、お楽しみに~♪♪
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