Cocomademoiselleココ・マドモアゼル

ビスクドールの制作日記 人形制作する私の紆余曲折しつつも飾り付けない素顔の毎日をご覧下さい

オルゴール博物館

2022年10月11日 | ♥ Other
私の住む半田の観光スポットに
「半田赤レンガ建物」があります。
この建物は、
横浜の「赤レンガ倉庫」の設計や
日本橋の装飾部分を作った明治建築界の
三巨匠の一人「妻木頼黄」の設計です。
元々はビール工場として使われていました。
確か以前にもご紹介しましたね。
今日は、ここに母を連れて
京都・嵐山の観光スポット「オルゴール博物館」が
出張で「オルゴール博物館展」として
沢山の貴重なオルゴールの展示があったので
見に行ってきました。(小さく写っているのが母です)



世界最古のオルゴールは、これ。



手紙の封印をする為の「印章」に仕込まれたオルゴール。
元々は精密機械の時計に音楽を奏でるようにと始まったオルゴール。
時計職人から発展して、音楽をもっと極める為にオルゴール職人が生まれたのだそうです。

筒状のシリンダーに沢山の爪を立てて
引っ掛けて音を出すタイプのオルゴール。
陶板でしょうかエレガントなモチーフを絵付けした物に
ブロンズのデコレーションが施された
豪華な家具タイプのオルゴール。



こちらの左側のは、鏡台で台の部分が蓋になっていて
蓋を持ち上げると中がオルゴールになっています。
右側のは、ディスクタイプのオルゴール。
幾つかのディスクを変える事で色んな種類の音楽を楽しむことが出来ます。



こちらは、「「オートマタ」と呼ばれる
動いて動作をするオルゴール。
右上はクマちゃんがお水を飲む演出で
左のようなビスクドールのオートマタも仕事柄たまに見かけます。




このピエロさんもオートマタタイプで
このポーズから両手で体を支え、
逆立ちをして更にははしごから
片手を離すのです。
台座部分に仕掛けの装置がありますが、
はしごの片方に仕掛けの導線が入っているにもかかわらず
とても複雑な動きをする事に驚きです。



こちらは、バードケージ型のオルゴール。
音楽に合わせて鳥のさえずりも聞こえてきました。
本当の鳥が鳴いているかのように、
機械で作られた鳥の鳴き声。
100年以上も前の技術に驚きます。
鳥も翼を広げて動きます。
自然の中の光景を小さくしてカゴの中に閉じ込めた
そのデザインも素敵なバードケージでした。



装飾品のジャンルにもオルゴール♪
豪華なエナメルに宝飾品が施された小さなケース、
これを開けるとオルゴールの音楽が流れます。



こちらはストリートオルガン。



こちらは、お裁縫セット。
蓋を開けると音楽が・・・。



マダムのお裁縫時間は、とても優雅だったに違いありません。

そして最後は、画像では大きさが分かりにくいのですが
身長の1.5倍ほどもある「トランペットオルガン」。
音もとても大きくて迫力のある演奏は、
とてもオルゴールとは思えず圧倒されます。
まるでバンドマン達が裏側で演奏をしているかのような。
舞踏会など大きなホールで使われていたようです。



いずれのオルゴールも身分のお高い階級の贅沢品。
100年以上も前に彼らが効いた音楽を
全くそのまま同じく
今、ここ半田で聞くのはとても感慨深いです。
どんな優雅な時間が流れていた事でしょうか・・・。
当時の人の気持ちになって思いを馳せる・・・
今日は、ちょっと優雅で贅沢な
素敵なひと時でした。

「オルゴール博物館展」は、
半田の「赤レンガの建物」で
10月16日(日)まで開催されています。
是非、半田へ遊びにおいでん♪(半田弁です)(*'▽')

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