Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

佐倉市立美術館:エッシャー展(2)

2008-09-09 | アート・文化
<この項つづき>


展示は美術館の3階から始まり
2階に及びます。

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作品の展示数は144点です。
年代別の展示になっていて
エッシャーの興味が次第に収斂していき
遂に私たちの知るエッシャーの世界に到達する
その過程が
よく分かります。

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板目版画から
木口版画へ
さらにメゾチントへと
技法が広がるにつれて
その版画の詳細さに
磨きがかかります。

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         右下がその好例:メゾチントの《露滴》

展示室からでた1階には
ミュージアム・ショップがあります。
その奥に
グラフィック・アーチストM.C.エッシャーが
どういう背景で出来上がったかを
示唆するパネルがありました。

以下がそのパネルです。

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パネルの内容の
主だったところは
以下の通り:

■父親のエッシャーはお雇い外国人として日本に5年間滞在
■帰国後土木技師として栄達。かなりお金持ち。
■自宅には浮世絵などの日本文化を伝える物品
■M.C.エッシャーは5人兄弟の末っ子。中年まで親掛かり。

親に生活の面倒を見てもらっていたところは
かの、ダーウィン先生にそっくりです。

なるほど
ふむふむ
そうですか。

いろいろ勉強になりました。
また入場料金は一般で800円と超リーズナブル。
なので評価は
☆☆☆☆☆

いやあ
すばらし
すばらし
ぱちぱちぱち

残念ながら
もうすぐ終わってしまいます。
いらっしゃるならお早めに
あはは
あはは









ヒガンバナ

2008-09-09 | 植物 写真
ヒガンバナ(彼岸花)=【Lycoris radiata


ユリ科ヒガンバナ属

生活型:多年草

中国南部の長江下流域が原産です。
わが国へは「イネ」が伝わった縄文晩期に渡来しました。
今では秋田・岩手県以南から
沖縄まで広く分布しています。
ただ北日本には少ないそうです。
鱗茎にはデンプンが含まれ食用にもなりますが
アルカロイドが含まれるため
十分に水に晒すことが必要です。
昔は飢饉に備えて
堤防や田んぼのあぜ道などに植えられました。
名前は、秋のお彼岸のころに咲くことから。
別名で「マンジュシャゲ(曼珠沙華)」とも呼ばれます。
線形の葉は
花の後にでて束生しますが
翌春になると枯れてしまいます。
花と葉を同時に見ることはできません。
このことから
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味をこめて
韓国では「サンチョ(相思華)」と呼んでいます。

英名は Red spider lily, Hurricane lily




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               黄色の花




新古今和歌集  巻第二十  釈教歌

人の身まかりける後
結縁経供養しけるに
即往安楽世界のこころをよめる

                      瞻西上人

1978
 むかし見し
 月のひかりをしるべにて
 こよひや君がにしへゆくらん