ちらり~ん日記

ちらり~んは我が家の猫の名前。美味しい料理が出来たとき書き留めておきます。
忘却の彼方に飛んでいかないように・・・・

真山 仁 の 「マグマ」

2008年08月30日 | 
昨夜ようやく読み終えました。



この作者の本は「ハゲタカ」と「ハゲタカⅡ」に続いて3作目の読了。

本を読むのは夜床についてからなのだけれど、いつも睡魔が襲ってきて2~3ページずつしか進まない。けれど、この本は面白い。

2005年秋~冬号の「小説トリッパー」に連載されたのを単行本化されたものらしいが、”今そこにある真実” を読み進むようでした。

実際にガソリンの値上げ、原子力発電の諸問題が今そこに起きているから、フィクションでありながら作者の緻密な精査と地熱に関する技術的理解とで、真実性を帯びて読むものに訴えかけるものがあります。

火山国日本の唯一の国産資源である ”地熱開発” がもし小説のように進むのであれば、未来はそう悲観したものではなくなるだろう、そうあって欲しいものだと思いました。

元日本地熱学会会長が巻末でこう記しています。

「A・ゴアは、ノーベル平和賞を受賞した映画『不都合な真実』で、化石燃料の大量消費によって引き起こされた地球環境破壊が、様々な形で降りかかってきていることに警鐘を鳴らしている。ゴアは、この大問題の対策として、エネルギー源を地球環境に優しいエネルギーへ転換することを説き、ソーラーパネルやウインドファームを代表例として映像が流れる。再生可能エネルギーの一つである地熱は「不都合な真実」では十分採り上げられていないが、真山仁氏の小説『マグマ』はそれを補完してあまりある作品である」

他にも、川の流れを利用した ”小水力発電” もあります。
だが、一番のネックは、こうした発電による電気を電力会社が買い上げているが、その単価がとても安い。だから、開発が進まない大きな要因になっているということに思い当たります。


もう一つ感心したのは、主人公の女性の描き方です。
聡明で、無駄を削ぎ落とし核心を突いた話し方 にとても魅了され、容姿や媚びを前面に出さない表現法にとても好感を持ちました。


早速、りんを相手に真似してみました。  
            
リンはま~るい目で見返していました。



さて、昨夜の夕食です。 





初サンマです。 
へべすを絞ってかけたら最高に美味しいです。

休肝日メニューでしたが、「お酒が飲みたいなぁ」 と だ~れかさん!



夏野菜の冷やとろ汁  

ご飯にかけて食べるつもりでしたが、旦那さんはお酒になったので少しだけ食べました。

その代わり
 


翌朝も冷やとろ汁。多分お昼も冷やとろ汁になるでしょう。
でも、これメチャ  なんですよ~
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