証券会社アナリストは99％ポジティブ

コロナウィルスの感染拡大で株式市場が大揺れである。株を持ってはいないが世の中の幸不幸と全く無縁に、クールに反応する株式市場は見ていて面白い。コロナ感染から2か月ほどだが倒産会社も出始め経済への影響もジワジワと迫ってきている。日米の株価は大幅安だがアナリストは強気のコメントである。アナリストと言うより広報宣伝マンだがある意味無責任である。感染終息後は元通りに好景気になると言うがそれはそうでしょう。日経平均も何れ３万円の大台にのると言っていたのは数か月前である。今日経平均は21,000円を割り込んだ。何れ回復するということに嘘はないが、もっと短期に時期を絞って専門家なら予測すべきだろう。日銀の物価目標２％UPも実現時期を次々ずらせば何れ到達する目標だから嘘ではない。黒田さんが珍しく緊急談話で「潤沢な資金緩和」を発表した時少しだけ株価が戻ったが焼石に水であった。今は資金繰りに困っている中小への融資に目を向けているようだが最初からそう言えば良いのに。ただ2ヵ月で倒産する経営もどうかと思うが。あまりに余裕が無さすぎるだろう。サメのように泳ぎ回っていないと死んでしまうのか。

この季節になると新しい社長のプロフィール紹介がよくある。趣味はクラシック鑑賞とランニング、休日には近所のレストランで妻と多摩川や富士山を望みながら白ワインをたしなむのが楽しみ。何と美しい生活だ。趣味はコンビニ巡りで100円コーヒーを飲むのが楽しみ。イートインは使いにくいので車の中で演歌を愉しみながら菓子パンを頬張る。目の前の大きな住宅を眺めながら何部屋あるのだろうとか手入れの行き届いた植木を羨ましく思う。一体どこでこんなに差が付いたのだろうか。東大工学部卒、ちょっと差がある。でも部下に東大工学部卒が居たことがあるが大したことなかった。学歴ではないなあ。なになに、志望校に合格した中学受験など目標のために努力し、結果につなげてきた？中学受験など知らなかった。確かクラスに一人居たが大学で一緒になった。こちらは地元の悪ガキに混じって公立中学、高校はまあまあだったが大学では同じ高校卒が沢山居てクラスがそのまま持ち上がった感じだった。どこで差ができたのか。一つだけ優位な点がある。この社長は大手損保会社だが株にも投資しているだろう。私は無傷である。何よりも私はその損保会社の顧客である。お客様は神様でこれ以上上はいない。