太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

次の延長は無い

2021-02-03 08:16:32 | 社会観察
 2月7日までだった緊急事態宣言は栃木県を除いて1か月の延長となった。当然といえば当然である。感染者数が減らないと必ずリバウンドで第4波が来る。それは数と言うより感染経路がトレース可能なところまで下げて初めて感染を断つことができる。宣言の延長とともに破綻する業者も補償額も増えることは承知である。小さな波が何度も寄せて来て次第に凪になっていく、そういうイメージである。当初緊急事態宣言が出た時は1ヵ月で収束は難しいと言うのが大方の見方であった。では最初から2ヵ月としていたらとは思わない。昔マラソンの君原選手が「もう少しあの電柱までは走ろう」と思いながら完走していたと言う話を聞いたことがある。ゴールを目指しているのではない。あそこまでは頑張るという気力の繰り返しである。今回の緊急事態は飲食店の時短要請に過料などの罰則はあるものの感染防止の主たる対策は国民の「自粛」にかかっている。もし2ヵ月としていたら「自粛」という我慢の限界を超えて初めから諦めてしまう。週間単位で延長が繰り返されてもやはり厭戦気分は広まる。それが月単位ならもう少し頑張って見ようと思うだろう。妥当な決定と言える。
 次はオリンピックの開催である。1年延期されたが開催のための状況はむしろ悪化している。もし開催するにしても当初予定よりかなり縮小されたものになるだろう。さらに問題は果たして参加国の数が確保できるかである。何が何でもオリンピックをという思いが各国にあるようには思えない。出来る事ならもう1年延期するべきだろう。緊急事態宣言と同じくその次の延長はない。菅さんも大変だ。オリンピックの後は衆院選挙となる。自らの政策が招いたものではないが対応次第で選挙に影響する。今回の緊急事態宣言延長でも期間中に再び感染が増加に転じたり延長期間終了後に少しでもリバウンドの兆候が出たら効果は無かったと再び非難轟々となるだろう。
 世の中、粛々と自粛生活を送りながら国会議員の行動変容(の無さ)は目に余る。ステーキとかしゃぶしゃぶに比べて銀座通いは相当イメージが悪い。仕事の都合で銀座界隈は良く通ったところだが穴倉のような小さな間口の店も多く何故そんなに有名なのか分からなかった。勿論入ったことは無かったが多分中は調度品も代金もホステスまでも豪華なのだろう。「銀座通い」より「銀座通り」の庶民には危険を冒してまで行く理由が全く分からない。勿論ベースはそんな金もない。


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