太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

ああ何てことを

2019-04-03 08:36:28 | 日記

4,5月は物入りの季節なのに今度はスマホを落としてカバーガラスを割ってしまった。1万円くらいだろうか余計な出費となる。今まで1度も無かったことなのに。工業団地の桜が満開になったので記念写真を撮ろうとしてのことだ。別に桜を記念に収めるなど必要など無かったのだが。不幸中の幸いで機能は維持している。つい先日はコンビニに入ろうとして縁石を引っ掛けてホイルキャップがコロコロと駐車場に転んだ。不幸中の幸いだが誰に当たることもなくキャップも割れていなかったのだが。ただタイヤが結構摩耗していたので車検のついでに交換した。このような費用は老後に予定はしていない。入りが無いのに出るばかりで平成最後はあまり宜しくない。これはもう令和に賭けるしかない。

予定外の入りとしては宝くじくらいが、節約という手もある。市民大学に行くために小さなバッグをと思っていたが100均で済ませた。スマホだって100均でメンディングテープを買って傷病兵の如くぐるぐる巻きにしたらこのままでも使えるのではないかという誘惑に駆られた。当面昼飯はインスタントラーメンを美味しく頂こう。最近はゆで加減が相当進歩した。要は袋裏面のレシピを忠実に守ることである。プロが長年艱難辛苦の果て辿り着いた調理法だ。不味いわけがない。土筆の佃煮風も何度か食した。自転車で運動がてら走る時に畦道で採ったものである。調味料もあれやこれやと加えて結構上手に作る。子供の頃はつくしやワラビを食べるのは当たり前だったので全く抵抗は無い。本当は筍や蕗も好きなのだが流石にこの辺りで自然に生えて採れるところはない。これはスーパーに頼るしかない。

ジビエとかで今はもてはやされているが野生動物を食べた記憶は無い。季節ごとの野草や木の実はどれが食べられるかはガキ大将が教えてくれた。アケビや野イチゴは貴重でスカンポ(いたどり)はただただ酸っぱい。珍しいところではニッキ(日桂の根っこ)だってしゃぶっていた。A5ランクの黒毛和牛など子供の頃食べていたら飢饉の時に困るだろうがこちらは貧乏舌に感謝だ。海外の何処に行っても仕事が出来る基本は何でも食べられることだ。これは言葉より重要である。まずはエネルギーの補給である。残念ながら臨機応変な味覚を持つのは生まれと育ちによって決まって来る。だからと言って高級な食材の味が分からない訳ではない。ためしに奢ってくれれば分かる。

臨機応変と言えば昔太陽電池を海外に設置した時、当時は独立型システムで蓄電池を併設したが問題は蓄電池の蒸留水の確保である。車が走っていない国は無いのだが設置場所で蒸留水が確保できるとは限らない。電解液は自然の蒸発や過充電によって失われて行く。ある国でいよいよ困ったら川の水を補給するという。海水のようにイオンが含まれていたら問題だが川の水なら蓄電池の電極が露出するより遥かにマシだという。蓄電池メーカーは川の水など何が含まれているか分からないから保証できないという。それではと本で読んだ蒸留水の作り方を試した。三角柱のようなものを作り前面はガラスで覆う。このガラス面を太陽方向にし、底の部分に泥水を貯める。昼間蒸発した水蒸気が夜間ガラス面で冷やされ水滴となる。最下部に瓶をおいておいてこれを受ける。結構蒸留水が得られることを確認したが実際現場に設置したことはない。多分みんな川の水か井戸の水で凌いだのだろう。

蓄電池では苦い経験は多い。ある海外の離島でやたら充放電制御器が壊れた。そのシステムは名古屋の歳の行った産科医の篤志家が寄贈したものだった。直接名古屋の自宅に呼び出され、親切心で援助したのに信頼を損ねてこちらの面目丸潰れだとこっぴどく説叱られた。不思議なことに自宅には居間だと思うが若い娘さんが用事もなく数人たむろしていた。正座してうな垂れているサラリーマンを横目で冷ややかに見ていた。これは余談だがこの篤志家の私生活は如何ばかりか。超ワンマンとは聞いた。

後で調べたら過放電になったので小型のディーゼルで充電を試みたという。これはパルス充電といって高電圧で充電する方式だ。蓄電池を切り離せば良いものを結線状態で充電したため制御器が過電圧で壊れてしまった。篤志家に報告に行くと、現地でどのようなことが行われるか知っていて当然だろう。充電方法だって教えておくべきだと逆襲された。まさか小型の発電機でパルス充電をするとは。市場クレームの場合メーカーが90%悪者になる。この時初めてタダのやり取りほど厄介なものは無いことを覚えた。老医師の自尊心はプライスレスである。



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