太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

もっと人気が出ても良いはず

2022-09-26 07:56:24 | 日記
 大相撲は玉鷲が優勝した。 37歳10カ月、2度目の賜杯である。歴代3位となる初土俵以来連続1463回出場記記録も更新中。趣味は洋菓子作り、手芸、プラモデルなどとある。古くから名前を知っているので新鮮味はないがインタビューなどに答えているのを見ると意外に少年っぽい。何年か前から何と素直で明るい力士だなあと思っていた。相撲界では若くして相撲道とか言って修験僧のような厳しさを見せたり、昇進の口上で普段使わない四文字熟語を無理して使ったりどこか背伸びしている力士も多かったように思う。体が大きいからとかその世界で頂点を極めたからと言って成熟した社会人と思うのはこちらの勘違いだろう。玉鷲は少年っぽさを残した好青年という感じだ。これが世間の普通かも知れない。人の良さはインタビューでの屈託のない笑顔に出ている。訳知り顔で物を言う元力士の解説者はもっと玉鷲を褒めても良いのではないだろうか。青汁を飲んでいる場合ではないだろう。
 小さい頃の娯楽と言えば栃若時代の相撲、力道山のプロレスくらいしか無かった。ただ本当の相撲の面白さが分かってきたのは相当年が行ってからのことである。今では何十回と対戦している取り組みですら毎回新鮮な気持ちで見ていられる。ただ白鵬以降全国区でこれといった人気力士が出ていないので相撲人気に翳りが見られる。白鵬の晩年をボロクソに言っていた(横審ではないよ)元力士解説者、今の相撲人気をどう思う。CMのせいでビールの飲みすぎて膝が痛い?コンドロイチンを飲まんかい!照ノ富士に贈ってしまった?などと嫌味をいうつもりはない。今は端境期でもう少し待たねば若い人気力士は出てこないだろう。何で繋ぐか?玉鷲にスポットを当てると言う手もある。趣味に励む玉鷲関をドキュメンタリーで追いかけてもきっと番組になる。相撲界の隠れた側面をみるのも人気を支える一因になるだろう。協会も人気回復のための企画力が求められる。邪道?相撲道を心配しているのである。
 少年時代なら王長嶋のプロ野球だが巨人の人気も当時と比べれば相当落ちてきている。はっきり言って後進が育っていない。金に飽かせてピークを過ぎた選手を獲ったり、某新聞が些細なプレーを大仰に褒めちぎって取り上げる。これは選手を勇気づけるというより甘やかしに繋がる。何よりもOBの元投手解説者で上から目線の人が多過ぎて現役もやり難いだろうが。残された手は残預金全て叩いて大谷選手を獲るくらいしか思い付かない。相撲も野球も長く楽しませてくれた。モンゴル相撲は現地で何度か観たことがある。動きが激しく荒っぽい。動のモンゴルと静の日本かも知れない。白鵬は日本式で馴染もうとした形跡がある(晩年はモンゴル式だったが)。玉鷲はモンゴルの伝統を受け継いでいるように感じる。動ける間は40を超えても頑張って欲しい。負けが込んできても性格が人気を支えると思う。



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