太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

舌の根も乾かぬうちに

2018-09-23 09:55:07 | 社会観察

今度は新2国間貿易協議(FFR;Free Fair Reciprocal Trade Deals)そうである。日本政府は新2国間協議はアメリカをTPPに呼び戻す建設的な協議の場と位置づけると言う。つい先日首根っこを掴まれてアメリカに引きづり回されながらTPPで合意したと思ったらトランプさんになりアメリカがさっさと離脱し、梯子を外されたばかりだ。TPPより2国間の自由貿易協定(FTA;Free Trade Agreement)に持ち込んだ方がアメリカ優位に交渉が進められるという思惑だ。再び自動車産業が危機に直面する。次が農産品か。TPP交渉では良く頑張ったと政府も国民も思っただろうに、舌の根も乾かぬうちにとはこのことだろう。以前のTPP合意内容のままでトランプさんが任期中に再びTPPに復帰するとは思えない。限り無くアメリカが望んでいるFTAと同程度の内容にTPP枠組みを変更するなら別だが。

既に貿易戦争に入っている米中のように日本政府は事を荒だてる気はないだろう。問題は自動車産業の我慢の限界である。もし、習近平さんが、そんなにアメリカと揉めるなら中国に来なさい。工場立地の優遇措置はしますし、市場だって用意しますよと言ったらどうする。TPPやらFTA、今度はFFR、略称で目先を変えられても中身は透けて見えている。茂木さんの留任は流石である。きっとTPP11並みのタフな交渉をするだろう。後には復活間近い甘利さんだって控えている。

もうそろそろ舌の根が乾いてもよさそうな記事もあった。一面では無いが結構なスペースを割いてのコラムである。再エネ 日本はコスト高という内容である。FIT買取価格が普及を促したい民主党政権で大盤振る舞いされた結果賦課金が膨れ上がったと言う。FIT導入の経緯をご存知だろうか。それまでは補助金という形で普及振興策が取られていた。この補助金が毎年毎年税金から補てんされることは望ましくない。FIT制度なら税金を投入しなくて民民で普及が図られるというものだ。つまり税金を使わなくて電気の消費者が負担するというものだ。審議の委員会でも意見は2分された。何時でも予算の都合でカットできる補助金制度と電気料金が上がるFITをどう判断するかだ。結果後者になった。執筆者は自らの家の電気代が25000円を超えて再エネ賦課金が2500円余と嘆いている。嘆く前に電気使い過ぎだろうと思う。多分800KWhくらい消費している。平均的な我が家の倍である。まさかオール電化ではないだろうね。その場合はガス代を引かないと。新聞社の編集委員だから豪邸で優雅に暮らしているのかも知れないが。おまけに電中研の業界では知られたアンチ再エネのA氏のコメントまで載せているが相変わらずである。

再び舌の根も乾かぬに戻るが、白鵬が41回目の優勝と幕内1000勝を飾った。つい先日、土俵下での万歳やら、張り手、カチ上げで横綱らしくないと批判され貴の乱では結構ヒールとして登場した。今は全員称賛のコメントである。日本人でも万歳の意味をうまく伝えられないのに万歳をする場面が相応しくないと批判するのは無茶であると当時ブログに書いた。今となってはあれは何だったんだろうと思う。白鵬とTPPが結びつくと誰が想像したか。

 



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