仁木英之氏著 黄泉坂案内人の次作品。
迷える魂を説き伏せ 無事あの世へ送り届ける彩葉と速人コンビの魂送迎車のお話です。
命とは何か、願いとは何かを語りかけてくるようです。
前作程厄介な展開にはならず、焦れったい思いは残りますが、私は本作品の方がすっきりしていて好きです。
キャストも全員好ましいのは近年珍しい事です。
余談ですが物語に登場するデュセンバーグはとてもマニアックな自動車です。
奈良や名古屋のピンポイントの地名といい 作者のこだわりを感じます。
♪鹿鳴館では夜毎のワルツのリズムに合わせて ポンパドールの花咲きゃデューセンバーグを夢見る ハハハァン ♪
(タイムマシンにお願い サディスティック ミカバンド)