ゆっくりかえろう

散歩と料理

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十六夜長屋日月抄 飯綱颪

2013-10-15 | 読書
仁木英之氏著
僕僕先生 千里伝などの中国ドラマでお馴染みの作家の江戸時代劇。

骨太のドラマと活劇人情劇が幾つも並行して進みます。

舞台は下町深川 記憶を無くした謎の大男が 気のいい町人に拾われます。

彼を中心に信州松代藩のお家騒動に巻き込まれていく長屋の人々は

大平の世にあって苦悩する陰に生きる定めの人達との交流を通して

人の生きる意味を問い掛けていきます。

話はスーパーヒーローもの並みの活劇あり江戸町人の人情劇ありと盛り沢山です。

そこにあるのは 嘗ての日本時代劇映画の緊張と緩和の方式が盛り込まれ

飽きさせることが有りません。

最初は展開がやや遅いですが 半分くらいから 話は駆け足になり 結末まで走ります。

最近女性作家さんの本ばかり読んで その流れでやや草食気味になっている自分が

この作品を読んで肉食の醍醐味を思い出させてくれるきっかけになりました。

流行りの文章表現に流されず 独自の文章とストーリーの組み立ては 新鮮です。

中身はこれ以上書かない方が これから読む人の楽しみになりますね。

長野屋のカレーそば

2013-10-15 | ランチ
 ものすごく分かりにくい場所に或る そば店

 うどんも置いているのですが お店としてはそば店を強調したいようです。

 看板メニューはカレーそば。

関西でいうならカレーうどんのほうが好まれるのですが ここはそばが名物ということで、ちょっと変り種。

 でも味は本格派 麺類屋の正統派カレーそばです。ウスターソースはちょっと変わってますけど。
 
 あんかけの固さもちょうどよい固さで あんかけ麺としては標準的なもの。

 若い人の記事では珍しいと書いてありますが これが昔からのカレーうどんで

 カレーライスのルウベースのカレーそばこそが亜流なのです(たぶん家庭のものか まかない系)

 余談ですがカレーそばの発祥は大阪だそうで その後東京にも伝播し 大阪は廃れてしまい やがて東京発祥みたいにいわれるようになったと何かの本で読みました。

 ちなみに大阪の古いお店では カレーなんばと呼ぶ店があり 
これは大阪難波は昔 ネギの名産地で(ネギをなんばとよんだ)
 
 だからカレーナンバンと(ん)をつけないそうです。(おもいっきり脱線してます)

 神戸は古い土地だけあって、洋食中華だけでなく 麺類も探せば昔ながらの本格派のお店が残っています。

たまには牛肉

2013-10-15 | ランチ
 文句を言わなければチェーン店のステーキもたまにはいい

 はやい やすい かたいです。牧草を食べて 広いところでストレスなく育てれば 少々固くて当たり前。肉の味がするし、これでいいと思います。堅くてもいい肉の香りがします。