今日は時間の都合でランチに間に合わず 単品ハンバーグとライスをオーダーしました
ここは三代続いた 港町の伝統の洋食屋さん
先々代からオムライスが名物で 今も看板メニューのひとつです
ここのオムライスが一番のお気に入りで たまに堪らなく食べたくなります
おかげでオムライス以外食べた記憶がありません
でも今日はハンバーグをいただきました
今ではあまり見なくなった 熱した鉄皿にはいった 熱々のハンバーグでした
出来立て熱々のハンバーグは その熱さを失うことなく 美味しそうな香りを放ちます
真っ黒で濃いソースは 煮えたぎって泡が立ち やがて香ばしい匂いとじゅうじゅうという
音をたてて食欲を誘います
なのですが 熱いものが苦手の私は 泡が納まるのをじっと待ちます
一緒にいった連れが
熱いうちに食べないともったいないじゃない？
とのたまいますが
こんな熱いものを食べられるのは サーカスの火喰いおじさんか
火の鳥くらいですよね
とはいえ猫舌じゃない人なら この美味しさを素直に味わえるかも
実際ソースが焦げて香ばしい匂いがしますし 煮詰まった濃厚ソースは
味とにおいを時間とともに変化させて 変わりゆく変化を楽しませてくれます
文句をいいながらも 私としてはわりと早くに全部平らげてしまいました
美味しいものは あっというまになくなってしまいます
ここの厨房は 客席から離れているのに ハンバーグを焼き始めたら
とても良い肉の匂いが漂ってきます
どの店よりも肉肉しい 素晴らしいにおいと味のハンバーグ
洋食屋さんとか定食やさんというより 欧風レストランと呼びたくなるような
格調高いハンバーグでした
店員さんのどの人も 客席に常に気配りがあって 居心地の良い空間でした
美味しいお店は店員さんの態度と表情 そして笑顔で分かります
みなさん 「いい顔」 をしてらっしゃるんです
今日はちょっと写真撮りがヘタです
実物はもっと美味しそうなんですけど
