今日は、成人の日。今を遡ること二十数年前は、1月15日が成人の日でした。
当時、田舎の学生だった私は「成人の日は人生の単なる通過点」という気持ちがあり、市が主催する成人式なんて「アホらしくて行ってられるか」とバイトに励んでいたのを思い出します。親に養われている身分なのに、成人なんて言えないと勝手に考えていたので、その日はただの休日くらいにしか思えなかったのです。
一方で、成人式に出席した友人もいました。皮ツナギを着て大型バイクで会場に乗り付けたり、チャンチャンコとジャージ姿、サンダル履きで参加したり、皆自分の好きな格好で出席してました。成人式だからお洒落をするという感覚が薄く、それがある意味、自分らしさの主張だったのかもしれません。
ニュースで流れる映像を見ていて、成人の日の風景も変わったように思います。各地で多くの成人式のイベントが行われ、みんなお揃いのスーツでビシッと身を固めた若者達が、礼儀正しくテレビのインタビューに答えていました。
新成人曰く「お父さん、お母さん、今まで私を育ててくれてありがとう。。」
こういうコメントは、正直な気持ちなのかもしれませんが、何だか頼りなくて聞く方が恥しくなります。身なりは確かに立派な大人ですが。
大変な時代だけれど、大人として是非頑張って頂きたいと思う次第であります。