キマグレ競馬・備忘録

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サッカーW杯開催地 落選

2010年12月05日 | Sports
オリンピックの東京誘致失敗に続いて、サッカーのワールドカップも残念な結果になりました。
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<22年W杯>2強のはざまで埋没 日本の敗因は(毎日新聞)
サッカーの22年W杯大会はオーストラリア、日本、韓国の順で脱落した。最終的にはカタールと米国の決選投票になったが、「中東初」「イスラム圏初」という大義名分が、「史上最高の収益」を約束した米国を上回った。結果的に「2強」のはざまで埋没した、日本の敗因をまとめた。
(記事抜粋)
 ◇「まだ早すぎる」
韓国と同様に開催間隔の短い日本は「まだ早すぎる」と言われ続け、次世代W杯の提案も大義名分の弱さを打ち消す力強さはなかった。
 ◇「ハード面」の弱さ
02年大会時は最新設備を誇ったスタジアムも、技術の急激な進歩とともに「時代遅れ」に。
 ◇「独自性」への疑問
日本は世界400カ所で立体映像を駆使したパブリックビューイングを行う「次世代W杯」を提案していた。しかし、日本でなければ実現しない提案とは受け止められなかった。
 ◇「魑魅魍魎の世界」
開催国決定を間近に控え、FIFA理事の金銭スキャンダルが英メディアによって次々に暴かれた。投票は政治力も重要な要素となる。正攻法で臨む日本はクリーンな戦いが評価されることを願っていたが、票には結びつかなかった。
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実は、投票が始まる直前までワールドカップの開催地の選考が行われていることを知りませんでした。記事にあるように、2002年の初開催の時とは違って「8年前に開催したばかりなのに、またやるの?」という印象は否めなかったように思います。前回は日韓共催だったので、今回は単独開催したいという理由もよく判らない感じです。2022年の開催を逃したため、次のチャンスは2034年以降になるそうです。その時は、当然韓国や中国、インド、或いは東南アジアの未開催地が立候補すると思いますので、日本開催はかなり難しいでしょう。
最近の日本はオリンピック、サッカーの誘致の方針として、低コストやエコロジー、最先端技術を掲げています。それは、日本国内の経済事情と海外のトレンドを反映した提案としては悪くないのですが、他の国々の提案に比べてやや地味な感じが拭えないように思います。今回のカタールは、空調の整った巨大な室内スタジアムをいくつも建設することを約束し、誘致を行っています。人口わずか150万人くらいの国にとっては、ほとんど国家プロジェクトに近いくらいの規模ですが(資金的には問題無いと思いますが)、将来を見据えてスポーツで中近東地域をリードしようという戦略と意気込みが感じられ、そこが選考委員の選定のポイントになったのかもしれません。今回選定されたカタールやロシアのように、世界には景気の良い新興国がたくさんある(これからも増えていく?)ということを認識できたわけですから、大会の開催はそういう国にお任せして、日本はワールドカップの自国開催に拘らず、その誘致費用を選手の育成や練習施設の改善に結びつけたほうが良いように思います。それでサッカーが強くなって決勝戦までテレビ観戦できるようになれば、国民としてはそのほうが幸せでしょう。

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