キマグレ競馬・備忘録

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藤岡康太騎手死去

2024年04月11日 | Horse Racing
落馬負傷していた藤岡康太騎手が亡くなりました。
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藤岡康太騎手が死去 4月6日の阪神競馬で落馬 JRA発表 by報知
落馬負傷で意識不明の状態が続いていた藤岡康太騎手が4月10日に死去した。35歳だった。JRAが11日、発表した。
同騎手はスウィートスカーに騎乗していた4月6日の阪神7Rで落馬。頭部、胸部の負傷と発表されていたが、兄の藤岡佑介騎手が10日、「まだ意識が戻っていません。経過を見ている段階です」と重篤な状態であることを報告していた。
藤岡健一調教師を父に持つ藤岡康太騎手は2007年に宮徹厩舎所属で騎手デビュー。同年3月3日に父の管理するヤマニンプロローグで初騎乗初勝利をマークした。その後、ジョーカプチーノでの2009年のファルコンS、NHKマイルCで重賞、G1を初制覇した。2013年3月にフリーになってからも順調に勝ち星を積み重ね、昨年はキャリアハイの63勝。マイルCSでは史上初となる当日の乗り替わりで騎乗したナミュールで14年半ぶりにJRA・G1勝利を果たした。先月30日にはJRA通算800勝を達成したばかりだった。
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昨晩、意識不明の重篤な状態というニュースを見て快復を祈っていましたが、最悪の結果になってしまいました。今朝の報道で「まさか」と思ったのが正直な気持ちで、今はとても悲しい。😢
2008年に競馬を始めて16年になりますが、JRAの騎手がレース中の事故で亡くなったのは初めてです。2015年に後藤騎手が亡くなった時は、レース中の事故ではなかったし「何があったのか」という疑問だけで、それほど悲しい気持ちにはならなかったのですが、藤岡騎手はレース中の事故による突然の訃報。しかも昨年G1を勝ってから今年も好調を維持し、気になる騎手の一人だったのでショックが大きいです。また今年も順調に勝ち星を増やし、これからという矢先の落馬で、本人も無念だったと思います。
競馬では、落馬による負傷で毎月のように戦線を離脱する騎手がいます。でも数ヵ月入院するような大怪我であっても、騎手達はいつの間にか復帰し、何事も無かったように騎乗を続けます。自分も競馬は危険だけれど、騎手の安全性は充分確保されているという感覚があり、それが普通の事だと思っていました。でも今回、まさかの死亡事故が起きてしまった。やはりどんなに安全を期しても、この競技が危険であることは再認識すべきであり、騎手はそのリスクを背負ってレースをしているということを知っておくべきだと思います。競馬ファンを楽しませるために、騎手は命を張って全力を尽くしている。その事を忘れてはいけないと思いました。
藤岡康太騎手の訃報は大変残念だけど、彼の事故が騎手の仕事を再認識する機会になって、安全性を含めてより良い方向に進むことを願いたい。
今年のクラシック騎乗を果たせずに亡くなった藤岡康太騎手のご冥福をお祈りいたします。

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