キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

本「字が汚い」

2024年04月05日 | Book
自分の手書き文字の汚さに悩む著者によるルポ。著者はライターで編集者。決して頭が悪いわけではないのだが(東大卒)、文字だけは上達しない。うまく書こうとしても、子供っぽさが抜けないのが悩み。そこで一念発起して、文字練習帳の本で勉強したり、文字講座に通ったり、文房具に頼ってみるが、なかなか上達しない。担当した作家と対談したり、悪筆の文豪や政治家、野球選手の文字を調べてみたり、文字の流行(丸文字など)について考察してみたり、様々な角度から手書き文字を取り上げていてとても面白かった。最終的に著者の文字も上達はしたが、上手いかと言われるとどうかなという感じ。手描き文字は上手い下手の問題よりも、読んでもらう人を意識して書くことが重要ではないかと思う。
ちなみに自分の文字は、高校時代の国語の先生の影響が大きい。板書する文字が物凄く几帳面で綺麗な楷書だった。いつも惚れ惚れするような字で、真似してノートを取った記憶がある。でも字は上手な先生だったが、授業はあまり上手くなかった。その先生が何を教えていたのか、全く記憶がない。国語の先生よりも書道の先生になったほうが良かったかも。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする